
小学生のプログラミング学習が大事、と聞く機会が増えましたが、ご両親としては「本当に必要なの?」「うちの子にも向いているの?」と迷うことが多いのではないでしょうか。ゲームばかりになるのでは、と心配になったり、そもそも親御さん自身がパソコンやITが得意ではなく、「教えてあげられない…」と不安になることもありますよね。
この記事では、幼児教育の知見をもとに、小学生のプログラミング学習のメリットと始め方、そして後半ではおすすめの教室6選までをやさしく解説していきます。お子さんの育ちを支える視点から、「今のわが家に合うスタートのしかた」を一緒に考えていきましょう。
まずは、「なぜ今、子どもにプログラミング学習が必要と言われているのか」という背景から整理していきます。
なぜ今、小学生のプログラミング学習が注目されているのか
学校での必修化から見える“これからの学び”
小学校では、すでにプログラミング学習が必修として取り入れられています。ただし、「プログラミング」という教科が増えたわけではなく、算数や理科、総合的な学習の時間の中で、単元の一部として扱われる形が多いです。
背景にあるのは、社会全体のデジタル化です。私たちの暮らしには、スマートフォンやタブレット、インターネットサービスなど、プログラムで動くものがあふれています。これから大人になるお子さんにとって、「コンピュータがどのように動いているのか」をざっくりとでも理解しておくことは、読み書きや計算と同じくらい大切な基礎になりつつあります。
学校教育では、「プログラマーを大量に育てたい」のではなく、「コンピュータを上手に使いこなし、情報を判断できる人を育てたい」というねらいがあります。その土台となるのが、プログラミング学習なのです。
これからの社会で求められる力とは?
プログラミング学習で育てたいのは、「プログラミング的思考」と呼ばれる力です。これは、コンピュータだけに必要な特別な力ではなく、日常生活やほかの教科でも役立つ、考え方の土台です。
たとえば、
・問題を小さなステップに分けて順番に考える力
・どこでつまずいているのかを探し、やり方を工夫し直す力
・「こうしたらどうなるかな?」と試してみる力
といった姿があげられます。
このような力は、将来どんな仕事に就くとしても必要になります。AIやロボットが身近になる社会では、ただ言われたことをこなすだけでなく、「自分で考え、判断して動く人」が求められます。小学生のうちからプログラミング学習に触れておくことは、お子さんが将来、自分の力で道を選び取っていくための準備にもなるのです。
幼児教育の知見をもとに見たプログラミングの価値
幼児教育の知見をもとに見ると、プログラミング学習は「心の育ち」にも良い影響があります。
プログラムは、1回でうまく動くことのほうが少なく、何度も修正しながら完成に近づけていきます。その中で、
・うまくいかなくても投げ出さず、もう一度やってみる粘り強さ
・試行錯誤の末に「できた!」と感じる達成感
・自分で工夫したことを振り返り、次に活かそうとする姿
など、たくさんの育ちの姿を見取ることができます。
ご両親がその姿をあたたかく見守り、「ここまで自分で考えられたね」と声をかけることで、お子さんの自己肯定感はぐっと育ちます。プログラミング学習は、知識やスキルだけでなく、「自分は考えて工夫できる」という感覚を育ちを支える学びでもあるのです。
小学生のプログラミング学習はこう始める!家庭での第一歩
お子さんの興味タイプを知ることから始める
いざ小学生のプログラミング学習を始めようと思っても、「どの教材がいいの?」「どんな教室が合うの?」と迷ってしまいますよね。最初のステップとしておすすめなのは、お子さんの興味タイプを知ることです。
たとえば、
・ゲームで遊ぶのが大好きなタイプ
・レゴや工作など、ものづくりが好きなタイプ
・絵を描いたり物語を考えたり、表現するのが好きなタイプ
など、同じプログラミングでも、入り口によって楽しみ方が変わってきます。
ゲーム好きなお子さんには、キャラクターを動かして自分だけのゲームをつくる教材が合いやすいです。ものづくりが好きなお子さんには、ロボットや電子工作と組み合わせたプログラミングが向いています。表現が好きなタイプには、アニメーションや物語をつくる教材がぴったりです。
ご両親が「この子はどんな遊び方が多いかな?」と日頃の様子を見取りながら、興味とつながる形でプログラミング学習の入口を選んであげると、無理なく楽しく続けやすくなります。
無料の教材や体験講座で“お試し”してみる
小学生のプログラミング学習を始めるとき、いきなり月謝のかかる教室に申し込むのは勇気がいりますよね。まずは、無料で触れられる教材や、短時間の体験講座から始めてみると安心です。
たとえば、ブラウザ上で動くビジュアル型のプログラミング教材なら、パソコンがあればすぐに試せます。ブロックを組み合わせて命令を作るタイプの教材は、文字入力がまだ得意でない小学生でもとっつきやすく、「動いた!」という喜びを感じやすいのが特徴です。
こうした無料教材のよいところは、「お子さんが楽しめそうかどうか」を気軽に確かめられる点です。もし反応がいまひとつでも、「まだ今じゃないのかな」と受け止めて、少し時間をおいてから再チャレンジすることもできます。ご両親にとっても、お財布の負担が少なく、様子を見ながら進められるのはうれしいポイントではないでしょうか。
親がすべてを教えようとしない関わり方
ここで気になるのが、「親がITにくわしくないと無理なのでは?」という疑問かもしれません。実は、プログラミング学習において、ご両親が専門家である必要はありません。むしろ大切なのは、「一緒に考える仲間としてそばにいる」ことです。
たとえば、お子さんが「動かなくなっちゃった」と困っているときに、完璧な答えを教える必要はありません。「どこまでうまくいっている?」「さっきと何が変わったかな?」と問いかけながら、一緒に画面を見てみるだけでも、お子さんの考える姿を見取ることができます。
幼児教育の知見をもとにすると、子どもは「教えられた通りにやる」より、「自分で気づいた」と感じたときに、大きく育ちます。ご両親は、難しい説明をするよりも、「ここまで自分で試したんだね」「工夫してみたね」と、頑張りや工夫に光を当ててあげる役割を意識していただけると、お子さんの育ちを支える関わりになります。
小学生のプログラミング学習で得られる主なメリット3つ
小学生からプログラミング学習を始めると、具体的にどんな良いことがあるのでしょうか。ここでは、学力面だけでなく、心の成長も含めて、3つの大きなメリットを整理してみます。
① 筋道を立てて考える力が育つ
プログラミングでは、「最初にこうして、その次にこうして…」と、手順を順番に考えていきます。もし順番が一つでもずれていると、思った通りに動いてくれません。そこで、お子さんは自然と「どこで間違えたのかな?」「どう直せばいいかな?」と考え始めます。
この“筋道を立てて考える力”は、算数の文章題を読むときや、理科の実験の手順を理解するときにも役立ちます。問題を細かく分けて整理したり、「この順番でやればうまくいきそう」と見通しを立てたりする姿は、プログラミングだけでなく、さまざまな場面で見取ることができます。
「うちの子、ちょっと考えが飛びやすいかも…」と感じている親御さんにこそ、楽しく取り組めるトレーニングとして、プログラミング学習はおすすめです。
② アイデアを形にする創造力・表現力が広がる
プログラミング学習というと、「難しいコードを打ち込む」というイメージを持たれがちですが、今の小学生向けの教材は、ゲームやアニメーションを作るような“表現の場”としての要素がとても豊かです。
・自分だけのキャラクターをつくる
・動き方やセリフを考えて、物語を作る
・オリジナルのゲームルールを考えてみる
こうした活動を通して、お子さんは「こんなふうにしたい」というアイデアを具体的な形にしていきます。うまく動かなければ直し、より楽しい形を目指して工夫を重ねていきます。
その過程で、「自分の考えには価値がある」「工夫するともっとよくなる」という感覚が育っていきます。これは、図工や作文、音楽と同じように、お子さんの表現の幅を広げる学びです。ご両親が作品を一緒に見ながら、「この場面、よく考えたね」「こういう展開にしたんだね」と言葉にしてあげることで、育ちを支える関わりにもつながります。
③ 自分で挑戦し続ける姿勢・自己肯定感が育つ
プログラミングは、最初から思い通りにいくことのほうが少ない学びです。動かないプログラムと向き合い、「どこを直したらいいんだろう?」と考え続ける時間がたくさん出てきます。
一見すると、その時間は「うまくいかない」「わからない」時間ですが、幼児教育の視点から見れば、それこそが大切な育ちの瞬間です。
・くやしい気持ちを味わいながらも、あきらめずに再挑戦する姿
・うまくいったときに顔をぱっと輝かせる瞬間
・少しずつレベルアップしていく手応えを感じる様子
そうした姿を、ご両親がそっと見取り、「最後までやってみたね」「自分で考えて直せたね」と声をかけることで、お子さんは「自分はやればできる」という自己肯定感を育てていきます。
小学生の時期に、「失敗してもいい。試してみればいい」という経験を積み重ねておくことは、これからの長い学びの道のりにとって、何よりの財産になります。プログラミング学習は、その機会を楽しく提供してくれるツールといえるでしょう。
次の章では、ご家庭での学びから一歩進んで、「教室で学ぶメリット」と「教室選びのポイント」について、もう少し具体的に見ていきます。
教室に通うメリットと選び方のポイント
ここからは、「家庭での学び」から一歩進んで、小学生のプログラミング学習を教室で始めるメリットと、教室選びのポイントを見ていきます。ご家庭で少し触れてみて、「もっとやってみたい」「続けられそう」と感じたら、教室という環境も選択肢に入ってきます。
家庭学習と教室での学びのちがい
家庭学習の良さは、
・好きなタイミングでできる
・費用を抑えやすい
・おうちの安心した環境で取り組める
といった点があります。
一方で、ご両親のお仕事の忙しさや、機器環境の準備、わからないところで行き詰まってしまったときのサポートなど、「なかなか続かない…」という声も少なくありません。
教室での学びには、
・教えてくれる先生がいる
・わからないところをその場で質問できる
・同年代の子どもたちの刺激を受けられる
といったメリットがあります。お子さんの「やってみたい」という気持ちを、継続して育ちを支える場として考えると、教室はとても心強い存在になります。
仲間と学ぶ経験が育てるもの
小学生の時期は、友だちと一緒に学ぶことで広がる世界がぐっと大きくなります。プログラミング教室では、
・隣の子の作品を見て「すごい!」と感じる
・自分の作品を発表して、認めてもらう
・困っている友だちに「ここはこうじゃない?」と声をかけてみる
といった場面が生まれます。
こうした経験は、単にプログラムのつくり方を覚えるだけでなく、
・人のアイデアを尊重する姿勢
・自分の考えを伝える力
・協力して物事に取り組む力
といった、これからの学びに必要な力を育てていきます。
ご両親が、お子さんのそうした姿を見取りながら、「友だちの作品を見て刺激を受けていたね」「自分の作ったものを誇らしそうに話していたね」と声にしてあげることで、心の育ちをより深く支えることができます。
カリキュラム・対象学年・フォロー体制のチェック
教室を選ぶときには、雰囲気だけでなく、カリキュラムやサポート体制も大切なポイントです。
たとえば、
・どんな教材を使っているか(ビジュアル型/ロボット/オンライン教材など)
・対象学年やレベル(低学年からOKか、経験者向けか)
・1回あたりの授業時間と、月の回数
・つまずいたときのフォローや個別対応はあるか
といった点を確認しておくと安心です。
「ゲームづくりをメインにしたいのか」「ロボットやものづくりもさせたいのか」など、ご家庭の希望と照らし合わせながら、お子さんにとって無理なく続けやすい環境かどうかを見ていくとよいですね。
無料体験で見ておきたい“お子さんの姿”
どんなに情報を集めても、実際の教室の雰囲気は足を運んでみないとわからない部分があります。そのため、小学生のプログラミング学習は、まず無料体験から始めることをおすすめします。
無料体験では、次のようなポイントに注目してみてください。
お子さんが楽しそうに画面や教材と向き合っているか
わからないところがあったとき、先生に質問しやすそうか
先生が一方的に教えるのではなく、「どう思う?」「ここはどうしたい?」と問いかけてくれているか
終わったあと、「楽しかった」「また行きたい」といった言葉が自然に出てくるか
お子さんの表情や、体験後の一言に、その教室との相性が表れます。ご両親は、その姿を丁寧に見取りながら、次につなげるかどうかを考えていけるとよいですね。
小学生のプログラミング学習におすすめの教室6選
ここからは、小学生のプログラミング学習におすすめの教室を6つご紹介します。それぞれ特色が異なるので、お子さんの興味や性格、ご家庭の環境に合わせて選んでみてください。
話題のSTEAM・プログラミング教育教材なら【ワンダーボックス】
| 月謝 | 毎月払い:4,200円(税込) 6ヶ月一括払い:月々4,000円(税込) 12ヶ月一括払い:月々3,700円(税込) |
| 対象年齢/学年 | 4歳〜10歳(年中〜小学4年) ※発達が早い3歳児も保護者のサポートあれば可能、11歳以上はスタンダードコースで継続可 |
| 使用端末 | タブレット |
| 学習形式 | 毎月配信される「デジタル教材(アプリ約10種)」と「キット教材(トイ教材2点 + 思考力ワークブック)」のデジタル×アナログの組み合わせ |
| 無料体験 | あり。アプリ側の体験版が利用可能。また、資料請求で体験ワークブック + アプリ体験パスコードを入手可能 |
| 受講回数 | 最短受講期間は2ヶ月。3ヶ月目以降はいつでも解約可能 |
ワンダーボックスは、タブレットとワークブックを組み合わせたSTEAM教育教材です。STEAMとは、科学・技術・工学・芸術・数学の頭文字をとった言葉で、「考える力」や「ひらめき」を総合的に育てることを大切にしています。
アプリの中には、パズル、プログラミング的な課題、図形遊びなどが用意されていて、お子さんはゲーム感覚で問題に取り組みながら、自然と論理的思考を鍛えていきます。紙の教材との組み合わせによって、タブレットだけに偏らず、多様な刺激を受けられるのも魅力です。
「ゲームは好きだけれど、ただのゲームアプリに時間を使わせるのは心配…」という親御さんにとって、ワンダーボックスは“遊びながら学べる”選択肢のひとつになります。まずは公式サイトで内容を確認し、体験版や紹介動画などをチェックしてみるとイメージしやすくなるでしょう。
詳しくはこちらから。
話題のSTEAM・プログラミング教育教材なら【ワンダーボックス】![]()
IT×ものづくり教室 LITALICOワンダー
| 通学(教室) | |
| 月謝 | 1回(90分):7,425円(税込) × 月4回〜 → 月謝29,700円〜 |
| 対象年齢/学年 | 幼稚園年長~高校生 |
| 使用端末 | 教室では1人に1台パソコンまたはタブレットが使用可能 |
| 学習形式 | 教室受講(1回90分)、少人数制(生徒4人に対し講師1人)、実制作中心のオープン形式 |
| 無料体験 | あり(希望コースを無料体験可能) |
| 受講回数 | 月4回以上(8回も可能) |
| オンライン | |
| 月謝 | 1回(60分):5,500円〜9,625円(コースによる) × 月4回〜 → 月謝22,000円〜34,100円 |
| 対象年齢/学年 | 幼稚園年長~高校生 |
| 使用端末 | 自宅のパソコンまたはタブレットを使用(詳細は授業内容によって異なる) |
| 学習形式 | オンライン受講(1回60分)、少人数制、個別指導中心のオープン形式 |
| 無料体験 | あり(オンラインを含めコースを無料体験可能) |
| 受講回数 | 月4回(1回60分)以上 |
LITALICOワンダーは、ITとものづくりを組み合わせた教室で、ゲームプログラミング、ロボット制作、デジタルファブリケーションなど、多彩なコースが用意されています。
特徴的なのは、「一人ひとりに合わせてカリキュラムを柔軟に変えていく」スタイルです。お子さんの興味の方向や、得意・苦手に合わせて、先生が学び方を一緒に考えてくれます。発達特性のあるお子さんに対しても配慮のある教室として知られており、安心して相談しやすい雰囲気づくりがされています。
ものづくりが好きで、「自分の手で作品を形にしたい」というお子さんの育ちを支える場として、とても心強い教室です。教室見学や体験授業を通して、お子さんがどんな表情で取り組んでいるかを見取り、相性を確かめてみてください。
詳しくはこちらから。
小学生向けプログラミングスクール『Tech Kids School』
| 渋谷校(対面) / オンライン校(Zoom) | |
| 月謝(授業料) | 月額 19,000円(税別)+教材費 2,000円(税別) |
| 対象年齢/学年 | 渋谷校:小学1年生~中学3年生 オンライン校:小学3年生~中学3年生 |
| 使用端末 | 自前またはオプションで教室PCレンタル(月額税込4,400円) |
| 学習形式 | 対面(渋谷校)およびオンライン(Zoom使用) |
| 無料体験 | 渋谷校・オンライン校ともに無料体験レッスンあり(60分程度) |
| 受講回数 | 月3回(1回120分) |
Tech Kids Schoolは、小学生向けの本格的なプログラミングスクールです。ゲームやアプリ制作を中心に、ビジュアル型プログラミングから本格的なプログラミング言語まで、ステップアップしながら学んでいけるカリキュラムが特徴です。
プロの現場でも使われるような考え方に触れられる一方で、「楽しく続ける」ことも大切にした教室運営がされています。発表会やコンテストなど、人前で自分の作品を披露する機会もあり、お子さんの表現力や自信を育てる場にもなります。
「ゲームをするだけでなく、自分でゲームを作ってみたい」というお子さんには、特に向いているスクールです。無料体験レッスンでは、実際に簡単な作品づくりに挑戦できることが多いので、お子さんの目の輝きをぜひ見取りに行ってみてください。
詳しくはこちらから。
Tech Kids School【テックキッズスクール】
小中学生向けプログラミング教材「デジタネ」
| 月謝(授業料/教材費) | 月々プラン:税抜4,980円(税込4,980円程度) 年間プラン:月額3,980円(税込、1年契約) ※入会金・教材費は基本不要(マイクラコースのみJava版本体代約3,960円必要な場合あり) |
| 対象年齢/学年 | コースにより異なります。 ・ディズニー:小学1〜6年生 ・マイクラッチ:小学1〜中学生 ・Scratch:小学3〜中学生 ・Roblox:小学5〜中学生 ・HTML&CSS:小学5〜中学生 ・JavaScript:小学5〜中学生 ・ネットの世界を理解しよう/タイピング:年長~全学年 |
| 使用端末 | パソコンまたはiPad(第7世代以降)推奨。コースによりPCのみ対応のものあり。 |
| 学習形式 | 完全オンライン、動画教材による自学習スタイル。さらに月1回程度のライブ授業や、月1〜2回の「学習応援タイム」で講師と直接やりとり可能。チャット質問も可。 |
| 無料体験 | 初回登録のみ14日間無料体験あり(クレジットカード不要)。すべてのコースやLIVE配信・コミュニティ機能も利用可能。 |
| 受講回数 | 動画視聴のため回数制限なし(定額でいつでも学び放題)。ライブ講義や応援タイムの参加は任意。 |
デジタネは、小中学生向けのオンラインプログラミング教材です。自宅にいながら、動画や課題を通して、基礎からじっくり学べるのが特徴です。パソコンとインターネット環境があれば始められるため、近くに教室がないご家庭でも取り組みやすいのが嬉しいポイントです。
動画は子どもにもわかりやすい構成になっていて、少しずつレベルアップしながら理解を深めていけるよう工夫されています。また、教材の中で作れる作品の例がたくさん用意されているので、「次はこれも作ってみたい」という意欲につながりやすい設計です。
「送迎の負担なく、家で落ち着いて学ばせたい」「まずはオンラインから始めてみたい」という親御さんにとって、デジタネは検討しやすい選択肢です。体験版やお試し期間を活用して、お子さんがどのくらい集中して取り組めるかを確かめてみるとよいですね。
詳しくはこちらから。
累計10万人受講のロボット&プログラミング教室【ヒューマンアカデミージュニア】
| 月謝(授業料・教材費など) | 月額:11,550円 入会金:約11,000円、教材(ロボットキット):約33,000円(初回) |
| 対象年齢/学年 | 年中・年長(プレプライマリー)〜中学生・高校生。目安として5歳〜12歳(初期コースは4歳から) |
| 使用端末 | 専用のロボットキット(オリジナルブロック)を使用。プログラミング学習にはタブレットやビジュアル言語も利用(ミドル以上のコースで) |
| 学習形式 | 教室通学による対面授業。毎月2回、1回90分。基本製作と応用実践パートで構成 |
| 無料体験 | 多くの教室で体験授業を実施中。無料でロボットづくり体験・レースなども楽しめる(教室によって体験不可の場合あり) |
| 受講回数 | 月2回(1回90分) |
ヒューマンアカデミージュニアは、累計10万人以上の子どもたちが受講しているロボット&プログラミング教室です。全国各地に教室があるため、通いやすい場所を見つけやすいのも特徴です。
ロボット教材を使った授業では、ブロックを組み立ててロボットを作り、プログラムで動きを制御します。「自分の手で組み立てたものが動く」という体験は、お子さんにとってとても印象深く、「もっとこんな動きをさせたい」といった意欲を引き出しやすくなります。
機械いじりや工作が好きなお子さんにとって、ヒューマンアカデミージュニアの教室は、楽しみながら考える力を育ちを支える場所になります。体験授業では、先生の声かけや、子どもたち同士の雰囲気にも注目してみると、その教室ならではの良さが見えてきます。
詳しくはこちらから。
小中学生専門のオンラインプログラミングスクール【アンズテック】
| 月謝(授業料・その他費用) | 90分/月2回:¥10,000(税込¥11,000) 90分/月3回:¥13,500(税込¥14,800) 90分/月4回:¥17,000(税込¥18,700) 入会金:¥10,000(初回のみ、税込¥11,000) 年会費:¥10,000/年(または12ヶ月ごと、税込¥11,000) 教材費:無料 |
| 対象年齢/学年 | 小学校1年生〜中学3年生 |
| 使用端末/環境 | パソコン(Windows・Macどちらでも可)推奨。カメラ・マイク付きのもの。OS要件はWindows8以降/macOS High Sierra以降。 |
| 学習形式 | 完全オンライン授業。Zoomを使用。マンツーマンで個別対応を重視。ゲームプログラミングを主体としており、ScratchまたはUnityコースがある。 |
| 無料体験 | あり——90分の体験レッスンあり。オンラインで参加可能。 |
| 受講回数(頻度) | 月2回/月3回/月4回が選べる。1回の授業は90分。 |
アンズテックは、小中学生専門のオンラインプログラミングスクールです。オンラインでありながら、先生との双方向のやり取りを大切にしている点が大きな特徴です。
画面越しでも、質問したり、作品を見てもらったりしながら学ぶことができます。チャットやビデオ通話などを活用し、お子さん一人ひとりの理解度に合わせて進めてくれるため、「ついていけるかな?」と心配な親御さんにとっても安心材料になります。
地方在住で近くに教室がないご家庭や、送迎の負担を減らしたいご家庭にとって、アンズテックのようなオンラインスクールは、とても頼もしい存在です。説明会や体験レッスンを通して、「オンラインでもこれだけやりとりができるんだ」と実感してみていただけると、イメージがぐっとつかみやすくなります。
詳しくはこちらから。
小中学生専門のオンランプログラミングスクール【アンズテック】![]()
次の章では、申し込む前に知っておきたい注意点や、「やらせすぎ」にならないための視点をお伝えします。ご家庭にとって無理のない形で、お子さんの学びの場を選べるよう、一緒に整理していきましょう。
申し込む前に知っておきたい注意点とデメリット
小学生のプログラミング学習にはたくさんの良い面がありますが、ご家庭としては「良さ」だけで決めてしまうのではなく、注意点も知っておきたいところですよね。ここでは、事前に知っておくと安心なポイントを整理しておきます。
「やらせたい」気持ちが強くなりすぎないように
プログラミング学習が大事、と聞けば聞くほど、「乗り遅れたくない」「早く始めなきゃ」と焦る気持ちが出てくることもあります。すると、
・お子さんが疲れていても無理に通わせてしまう
・成果やレベルアップばかりを気にしてしまう
・「せっかくお金を払っているのに」とイライラしてしまう
といった負担が、ご両親にもお子さんにもかかってしまうことがあります。
本来、プログラミング学習は「考えること」「つくること」を楽しむ時間です。
お子さんが見せる、
・夢中で画面に向かう姿
・うまくいかなくて眉をひそめている姿
・できて喜んでいる姿
そのひとつひとつの姿を見取り、「今日もよくがんばったね」と受け止めてあげられると、学びが温かいものになっていきます。
費用・通いやすさ・ほかの習い事とのバランス
プログラミング教室は、月謝や教材費、入会金など、一定の費用がかかります。
さらに、通学型の場合は、
・教室までの距離や交通手段
・送り迎えの時間
・夕方の時間帯とほかの習い事との兼ね合い
も考える必要があります。
頭のどこかで「こんなに払っているのだから頑張ってほしい」と思ってしまうのは、自然なことかもしれません。だからこそ、契約前に、
・家計にとって無理のない金額か
・ご家族の生活リズムの中に、負担なくおさまりそうか
を冷静に確認しておくことが大切です。
無理のあるスケジュールで詰め込みすぎると、どんなに良い内容でも、お子さんにとって「しんどい時間」になってしまうことがあります。長く続けられるペースを整えることが、結果として学びの質を高めてくれます。
教室が合わないと感じたときの見直し方
通い始めてみて、「あれ?なんだか合わないかも」と感じることもあるかもしれません。たとえば、
・毎回行く前に、行きたくないと強く嫌がる
・授業内容が難しすぎて、いつも疲れ切っている
・クラスの雰囲気になじめず、表情が沈んでいる
といった様子が続く場合は、一度立ち止まって考えてみるサインかもしれません。
そのとき、「せっかく始めたのに」と続けることだけを重視するのではなく、
・教室側に相談して、クラスやコースの変更を検討する
・一度お休みして、家庭でのゆるやかな学びに切り替える
・別のスタイルの教室やオンライン教材に変えてみる
など、選び直すこともして良いのだと考えていただけたらと思います。
ご両親が、お子さんの心の声に耳を傾けながら、「今のこの子にとって、どんな学び方がいちばん良いかな?」と問い直していくこと自体が、育ちを支える大切な関わりになります。
よくある質問(Q&A)
最後に、小学生のプログラミング学習について、よく聞かれる質問をまとめてみます。ご家庭で話し合う際のヒントとして、参考にしていただければと思います。
Q1. 何年生から始めるのがいいですか?
A. 「何年生からでないとダメ」という決まりはありません。
ビジュアル型のプログラミングであれば、低学年からでも楽しく取り組める教材が増えています。
大切なのは、
・マウス操作や簡単な文字入力にどのくらい慣れているか
・「やってみたい」という気持ちがあるか
といった点です。
学校では高学年になるほど授業も忙しくなっていくため、ゆったり時間が取りやすい低〜中学年のうちに、遊びに近い形で触れ始めるご家庭も多くなっています。お子さんの生活リズムや興味の出方に合わせて、「今、この子にとって自然なタイミングかどうか」を見ていけるとよいですね。
Q2. 親がプログラミングにくわしくなくても大丈夫?
A. 大丈夫です。
ご両親がプログラミングの専門家である必要はありません。
お子さんにとって必要なのは、
・わからないことがあっても責めないで聞いてくれる人
・うまくいったときに一緒に喜んでくれる人
・途中で投げ出しそうなときに「ここまでよく頑張ったね」と認めてくれる人
です。
幼児教育の知見をもとにすると、「応援してくれる大人がそばにいる」ことは、子どもの学びの継続にとても大きな意味があります。技術的なことは教室の先生や教材に任せて、ご両親は「安心して失敗できる環境」を整える役割を意識していただけると、お子さんの育ちを支える力になります。
Q3. 女の子にも向いていますか?
A. もちろん向いています。
プログラミングは、「機械が好きな男の子のもの」というイメージを持たれがちですが、実際には、
・キャラクターや物語をつくるのが好きな子
・デザインや色を考えるのが好きな子
・友だちと協力して作品を作るのが好きな子
など、さまざまなお子さんが楽しめる学びです。
教室によっては、女の子の受講生も多く、ロボット制作やゲームづくりに夢中になっている姿が見られます。ご両親が「女の子だから向かないかも」と決めつけず、「この子はどんなつくる遊びが好きかな?」と一人ひとりの姿を見取り、興味の芽を大切にしていただけたらと思います。
Q4. 続かなかったらどうしよう?
A. 「続かなかったら失敗」というわけではありません。
やってみた結果、
・思ったより興味が続かなかった
・ほかの習い事との両立が難しかった
・一時的に学習や生活リズムが忙しくなった
ということは、どのご家庭でも起こりうることです。
そのときは、
・一度区切りをつけてお休みする
・期間や回数を減らし、負担を軽くして続ける
・別の教材や教室にチャレンジしてみる
など、「今のわが家に合う形」に柔軟に調整してよいのだと考えてみてください。
大切なのは、「前にやってみた」という経験です。一度触れておけば、中学校・高校で本格的に学ぶときにも、「あのときの感覚」が戻りやすくなります。プログラミング学習は、いつでもやり直しのきく学びですので、気負いすぎずに捉えていただけると良いと思います。
まとめ ー これから試してみたい工夫
ここまで、小学生のプログラミング学習について、
なぜ今、注目されているのか
家庭での始め方と、親の関わり方
教室に通うメリットと選び方
特徴の異なる6つのおすすめ教室
申し込む前に知っておきたい注意点と、よくある質問
を、順番に整理してきました。
小学生のプログラミング学習は、「特別な子どもがするもの」ではなく、これからの社会を生きるお子さんにとって、ごく身近な学びになりつつあります。とはいえ、ご家庭の事情やお子さんの性格によって、合うタイミングや合うスタイルはさまざまです。
これから試してみたい工夫として、たとえば次のようなステップが考えられます。
まずは、お子さんがどんな遊びや活動に夢中になっているか、あらためて観察してみる
興味に合いそうな教材や教室を、2〜3個ピックアップして情報を集めてみる
無料体験やお試し教材を活用し、お子さんの反応や表情をしっかり見取る
無理のないペースと費用感で、続けやすいスタイルを選ぶ
そのうえで、ご両親が「この子の育ちを支える一つの選択肢として、プログラミング学習を取り入れてみよう」と思えたら、それがいちばん良いスタートラインです。
お子さんの「やってみたい」という気持ちと、ご家族の生活リズムのバランスを大切にしながら、まずは小さな一歩から始めてみていただけたらと思います。