教育

幼児プログラミングは無料教材で始めよう|おすすめアプリと家庭での活用法

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お金をかけずに「幼児プログラミング」を始めてみたいけれど、何から手をつければいいのか分からない…。そんなふうに感じているお父さん、お母さんはとても多いです。「タブレットで遊ばせるだけにならないかな」「自分は機械にくわしくないから教えられるか不安」「有料の教室に通わせるほど余裕はない」など、心配ごとは尽きませんよね。

一方で、学校教育の中ではプログラミングが当たり前になりつつあります。小学校から「プログラミング的思考」が重視されるようになり、早めにお子さんの土台を育ててあげたいと考える親御さんも増えています。とはいえ、まだ小さなわが子に、どこまでさせて良いのか迷うお気持ちもよく理解できます。

そこでこの記事では、「幼児プログラミングは無料教材で始めよう」というテーマで、家庭で安心して取り組める入門ガイドをお届けします。幼児教育の知見をもとに、無料のおすすめアプリや、毎日の生活の中での活用法をやさしく解説します。ご両親がITにくわしくなくても、お子さんと一緒に楽しくチャレンジできる方法を具体的にお伝えしていきます。

まずは、幼児期にプログラミングを学ぶ意味や、無料教材を使うときに知っておきたいポイントから見ていきましょう。

幼児プログラミングを無料教材で始める前に知っておきたいこと

幼児期にプログラミング的思考を育てる意味とは?

「幼児プログラミング」と聞くと、パソコンに向かって難しい操作をしている姿を思い浮かべるかもしれません。けれど、幼児期に大切にしたいのは、コードを正確に打つことではなく、「考えながら試してみる力」です。順番を考えること、うまくいかなかったらやり方を変えてみること、友だちや大人と相談しながら試行錯誤すること。このような姿を見取る視点が大切になります。

幼児教育の分野では、こうした経験の積み重ねが、将来の学びの土台や、人と協力して物事に取り組む力につながるといわれています。プログラミングは、そのプロセスを楽しく体験できるひとつの手段です。無料教材を上手に使えば、遊びの延長のような感覚で、お子さんの育ちを支えることができます。

親御さんが抱えがちな不安とよくある勘違い

幼児プログラミングに興味はあっても、一歩踏み出せない理由として、多くの親御さんが次のような不安を抱えています。

・自分がプログラミングを知らないので教えられない
・ゲームばかりになってしまいそうで心配
・タブレット時間が増えて、生活リズムが乱れないか不安

実は、幼児期のプログラミング学習では、ご両親が「先生」のように教え込む必要はありません。「これをやってみようか」「どうやったら動くかな?」と一緒に考え、うまくいったときに喜び合うだけでも十分です。分からないところがあれば、「ここはどうなっているんだろうね?」とお子さんと一緒に画面をのぞき込む。その姿勢こそが、学びを支える大きな力になります。

また、無料のおすすめアプリを選ぶときに、「いかにもゲーム」という雰囲気のものを避けて、考えたり工夫したりする活動が中心のものを選ぶと安心です。遊びと学びのバランスを意識しながら、少しずつ取り入れてみましょう。

幼児に向くのは“遊びベース”の無料教材

幼児期のお子さんは、まだ文字の読み書きが十分でないことも多いです。そのため、幼児プログラミングを始めるときは、絵やアイコンを組み合わせて操作できる「ビジュアル型」の無料教材が向いています。キャラクターをタップしたり、ブロックをドラッグ&ドロップしたりするだけで動かせるアプリなら、文字が読めなくても直感的に楽しめます。

この時期は、「正しい答えにたどり着くこと」よりも、「自分で考えて試した」という経験が何よりの学びになります。たとえば、「ここをこうつなげたらどうなるかな?」と考え、思い通りに動かなかったら、「じゃあ、今度はこうしてみよう」と工夫する。その一連のプロセスを、お父さん、お母さんがそばで見取りながら、温かく受け止めてあげることが大切です。

無料教材を使うメリット・デメリット

最後に、幼児プログラミングを無料教材で始めるときのメリットとデメリットも、あらかじめ知っておくと安心です。

【メリット】
・お金をかけずに気軽に試せる
・お子さんの興味や反応を見ながら、合う教材を選びやすい
・ご家庭のペースで、好きな時間に取り組める

【デメリット】
・アプリによっては広告表示があり、集中を妨げることがある
・内容の質にばらつきがあり、選ぶ目が必要
・ご両親の見守りがないと、別の動画やアプリに移動してしまうことがある

こうした点を踏まえたうえで、「どんな教材なら、わが家で安心して使えるかな?」と考えておくことが大切です。次の章では、家庭での環境づくりやルールの決め方について、もう少し具体的に見ていきましょう。

無料で始める幼児プログラミング|家庭の環境づくりとルール

タブレット・スマホ・PCどれがいい?家庭の機器の選び方

「幼児プログラミングはどの機器で始めるのがいいですか?」という質問はとてもよく聞きます。結論から言うと、「今ご家庭にあるものの中で、お子さんが一番使いやすいもの」からで十分です。ただ、それぞれの特徴を知っておくと、より安心して選べます。

タブレットは画面が大きく、タップやスワイプの操作がしやすいので、幼児プログラミングの無料教材ととても相性がいいです。指でアイコンを動かすだけで操作できるおすすめアプリも多く、まだマウスに慣れていない小さなお子さんでも取り組みやすいです。

スマホは手軽さが魅力ですが、画面が小さいため、細かな操作が必要なアプリだと少し難しく感じることがあります。また、親御さんが普段から使っている端末の場合、着信や通知が入りやすい点も気になります。幼児プログラミングの学び用として使うなら、「この時間だけはお子さん専用」という形で区切る工夫があるとよいでしょう。

PC(パソコン)は、将来的な学びにつなげやすいというメリットがあります。マウスやキーボードの操作を覚えるきっかけにもなりますが、幼児期のうちは操作が難しく、最初の一歩としてはハードルが高い場合もあります。幼児教育の知見をもとにすると、「最初はタブレットやタッチ操作できる端末で慣れてから、少しずつPCへ」という流れが取り入れやすいといえます。

大切なのは、「どの機器が一番すぐれているか」ではなく、「どの機器なら、ご両親がお子さんのそばで安心して見守れるか」です。画面だけに任せるのではなく、親御さんが一緒にのぞき込みながら、お子さんの育ちを支える姿勢を大切にしていきたいですね。

安心して使うための時間・場所・ルールづくり

幼児プログラミングを無料教材で始めるとき、もう一つの大事なポイントが「時間と場所のルール」です。ここがあいまいだと、気づけばダラダラと長時間のタブレット利用になってしまったり、生活リズムが崩れてしまったりします。

時間の目安としては、幼児の場合は1回あたり10〜15分程度から始めるとよいでしょう。「今日はこのアプリで10分だけやってみようね」と最初に伝えてからスタートすると、お子さんも見通しを持ちやすくなります。タイマーを一緒にセットするのも一つの方法です。「あと3分で終わりだね」と声をかけながら、終わりの時間を共有していけると安心です。

場所については、できるだけリビングなど家族の目が届くスペースをおすすめします。静かで集中しやすい一方で、ご両親の気配を感じられる場所だと、お子さんも安心して取り組めます。逆に、子ども部屋など閉じた空間で一人きりにしてしまうと、どんなコンテンツを見ているか分かりにくくなり、心配も増えます。

ルールづくりのコツは、「禁止事項を並べる」だけにしないことです。「寝る前の1時間は画面を使わない」「ご飯の時間はタブレットをさわらない」といった基本ルールに加えて、「終わったら今日作った画面を家族に見せる」「できたことを一つ教えてね」といった「楽しみのルール」も一緒に決めておくと、親子ともに前向きに続けやすくなります。

このように、幼児プログラミングの姿を見取るためには、アプリそのものだけでなく、「どんな環境で使うか」を整えることがとても大切です。ご家庭ごとの生活リズムに合わせて、無理のないルールづくりをしていきましょう。

親のかかわり方:教えなくていい、一緒に驚いてくれればいい

「自分はプログラミングを知らないから、ちゃんと教えられるか心配です」というお父さん、お母さんも多いと思います。ですが、幼児教育の知見をもとにすると、幼児期のプログラミングでご両親に求められているのは、「先生のように教えること」ではありません。

むしろ、「一緒に驚いてくれる大人」でいてあげることの方が大切です。たとえば、お子さんが無料教材のおすすめアプリでキャラクターを動かすことに成功したとき、「わあ、本当に動いたね!」「ここをつなげたから、こうなったんだね」と、結果だけでなくプロセスにも目を向けて声をかけてみてください。そうすると、お子さんは「自分で考えたことが認められた」と感じ、自信につながります。

うまくいかなかったときも、「間違ってるよ」とすぐに正すのではなく、「どうして動かなかったんだろうね?一緒に考えてみようか」と寄り添ってみましょう。失敗も含めて大事な学びの一部です。その姿を見取ることで、「あきらめずに試してみる力」が育っていきます。

お父さん、お母さんが分からないところは、「ここ、どうしたらいいんだろうね」と素直に言って大丈夫です。親御さんが完璧である必要はありません。「分からないことも、一緒に考える」が、幼児プログラミングの魅力でもあります。

このように、機器の選び方やルールづくり、ご両親のかかわり方を少し意識するだけで、無料教材を使った幼児プログラミングは、ぐっと家庭に取り入れやすくなります。次は、具体的な無料のおすすめアプリと、それぞれの特徴について見ていきましょう。

幼児向け無料教材・おすすめアプリ4選の特徴と選び方

ここからは、「幼児プログラミングは無料教材で始めよう」というテーマにぴったりなおすすめアプリを4つご紹介します。どれも基本的に無料で使えるものです。幼児教育の知見をもとに、「どんなお子さんに合いやすいか」「ご両親が見守るときのポイント」も一緒にお伝えします。

1. Scratch Jr(スクラッチジュニア)|キャラクターを動かして物語づくり

Scratch Jrは、色とりどりのブロックを並べてキャラクターを動かす無料教材です。文字を読まなくても、矢印やジャンプなどの絵が描かれたブロックをつなげるだけで動きが変わります。幼児プログラミングの入門として、とても人気の高いおすすめアプリです。

お子さんは、ネコなどのキャラクターを選び、「歩く」「回る」「しゃべる」などの動きを組み合わせて、自分だけの小さなお話を作れます。ここでは、ストーリーが正しく完成しているかよりも、「こうしたらどうなるかな?」と考える姿を見取ることが大切です。

注意点としては、はじめて使うときは画面の種類が多く、少し迷うことがあるかもしれません。その場合は、最初に親御さんが簡単な作品を1つ作ってみせるとスムーズです。「このブロックをつなげたら歩いたね」「じゃあ次はどうする?」と、対話しながら少しずつ任せていくと、お子さんの育ちを支える時間になります。

また、Scratch Jrはタブレット向けに作られているため、タッチ操作がしやすい環境がおすすめです。短い時間の中で、「今日はキャラクターを1回動かせたらOK」など、小さな目標を決めておくと、達成感を味わいやすくなります。

2. Viscuit(ビスケット)|自分の絵がそのまま動き出す体験

Viscuit(ビスケット)は、「自分で描いた絵がそのまま動く」体験ができる無料教材です。丸や線だけでなく、お子さんが自由に描いたイラストを動かせるのが大きな特徴です。絵を描くのが好きなお子さんには、特におすすめのアプリです。

画面の上に「メガネ」のようなマークがあり、その中に「こうなったら」「こう動く」という絵を入れて使います。これは少し専門用語のように感じるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。「左側にある絵がスタートの合図」「右側にある絵が動きの結果」と、とても視覚的に理解できる仕組みになっています。

たとえば、あるご家庭では、子どもが描いたお魚の絵をビスケットの中で泳がせて遊んでいました。「ゆっくり泳ぐ魚」「速く動く魚」など、少しずつ条件を変えながら、「どうしたら思い通りに動くかな?」と試している姿が見られます。こうした試行錯誤のプロセスを見取ることで、お子さんが自分で考える力を育んでいることに気づきやすくなります。

一方で、ビスケットは自由度が高いため、何をしてよいか分からなくなってしまうお子さんもいます。その場合は、「今日は魚が1匹動けばOK」「今日は車が右から左に動けばOK」と、テーマを一つ決めてあげると取り組みやすくなります。親御さんも一緒に絵を描いて、「どっちの車が速く走るかな?」と競争してみるのも楽しいですね。

3. プログラミングゼミ(DeNA)|ゲーム好きのお子さんにぴったりな教材

プログラミングゼミは、ステージをクリアしていくゲームのような感覚で学べる無料教材です。画面の中でキャラクターを動かしながら、少しずつ難しい課題に挑戦していける構成になっています。数字や条件なども出てきますが、丁寧に進めていけば、幼児のうちからでも一部の機能を楽しく体験できます。

ゲームが好きなお子さんにとっては、「ただのゲーム」になりやすい面もありますが、親御さんがそばで声をかけることで、「考えながら遊ぶ時間」に変えていくことができます。「どうしてここで止まっちゃったんだろうね?」「次はどのブロックを足したらいいかな?」と問いかけながら、考える姿を見取っていきましょう。

注意点としては、ステージが進むと難易度が上がり、少しイライラしてしまうこともあります。そのときは、「今日はここまでにしようか」「このステージはまた今度チャレンジしよう」と区切りをつける勇気も大切です。幼児期は、無理に最後までやり切ることよりも、「またやってみたい」と思える心の余白を残すほうが、長い目で見ると学びにつながります。

また、プログラミングゼミは機能が豊富な分、はじめてのご両親には少し難しく見えるかもしれません。最初に大人が軽く触ってみて、「このステージならうちの子でも楽しめそうだな」と目星をつけておくと、安心して勧められます。

4. Hour of Code(アワーオブコード)|短時間で体験できる入門コンテンツ

Hour of Code(アワーオブコード)は、世界中で使われているプログラミング体験イベントから生まれたコンテンツです。約1時間程度で完結するものが多く、「とりあえず一度だけ体験してみたい」というご家庭にも向いています。日本語に対応したコンテンツもあり、画面の説明を読みながら進められるのが特徴です。

お子さん向けのコースでは、人気キャラクターが登場する教材もあり、ブロックを並べて動きを作っていきます。専門用語が出てきても、画面の説明が分かりやすく工夫されているため、「難しそう」と感じる場面は意外と少ないはずです。

ただし、英語表示のままの教材もあるため、最初に親御さんが中身を確認して、お子さんに合いそうなものを選ぶことをおすすめします。文字量が多い教材は、幼児には難しく感じられることがあります。その場合は、「お父さん、お母さんが説明を読んであげるから、一緒にやってみようね」と声をかけながら進めてみてください。

アワーオブコードは、「一度体験してみて、反応を見てみる」使い方にも向いています。「思ったより楽しそうにしていた」「集中して取り組んでいた」などの様子が見られたら、他の無料教材やアプリも組み合わせながら、家庭での学びを広げていくきっかけになるでしょう。

このように、それぞれの無料教材・おすすめアプリには、特徴と向いているお子さんのタイプがあります。「どれが一番いいか」を決めるのではなく、「わが家の子にはどれが合いそうかな?」と、ご両親がお子さんの姿を見取りながら選んでいくことが大切です。次は、これらの教材を家庭でのびのび活かしていくための工夫についてお伝えします。

無料教材を家庭でのびのび活かすコツ

「できた!」を一緒に喜ぶ|声かけの工夫

幼児プログラミングに取り組むお子さんの姿を見取るとき、いちばん大切なのは「できた瞬間」を一緒に味わうことです。無料教材やおすすめアプリを使っていると、キャラクターが動いたり、作品が完成したりする場面がたくさん生まれますよね。そのときに、ご両親がどう声をかけるかで、お子さんの心の育ち方が変わってきます。

「すごいね!」と結果だけをほめるのも良いのですが、そこに「ここを自分で考えたんだね」「さっきと違うやり方を試してみたね」といった言葉を少し足してみてください。すると、お子さんは「考えたこと」「工夫したこと」が認められたと感じやすくなります。幼児教育の知見をもとに見ると、このような言葉かけが「考えることって楽しい」という感覚を育てていきます。

うまくいかなかったときも同じです。「間違ってるよ」ではなく、「ここで止まっちゃったね。次はどうしようか?」と問いかけることで、失敗も次のチャレンジにつながる経験に変えられます。幼児プログラミングの時間が、「正解を当てる場」ではなく、「試してみることを応援してもらえる場」になるように、意識してみてはいかがでしょうか。

幼児期は“量より質”|短い時間でも続けるほうが力になる

無料教材やおすすめアプリは楽しいので、つい長時間使ってしまいそうになるかもしれません。しかし、幼児期のお子さんにとっては、「長くやること」よりも「機嫌よく集中して取り組めたかどうか」が大切です。

1回あたり10〜15分程度を目安に、「今日はこのアプリを少しだけやってみよう」と短い時間で区切るのがおすすめです。「もうちょっとやりたい」と感じるくらいで終わると、次への楽しみも残りやすくなります。これは、習いごとや絵本の読み聞かせにも通じる考え方です。

毎日でなくても構いません。たとえば、「週に2〜3回、夕食前の10分だけ」「雨の日だけ特別タイムにする」といった形でも十分です。ご家庭のリズムの中で無理なく続けることで、幼児プログラミングが生活の一部として定着していきます。

生活の中の遊びとつなげてあげよう

幼児プログラミングの学びは、画面の中だけで完結しているわけではありません。むしろ、生活の中の遊びとつなげていくことで、お子さんの理解がぐっと深まります。

たとえば、朝の支度を「順番のプログラム」に見立ててみるのはいかがでしょうか。「①顔を洗う → ②着替える → ③朝ごはん」と、カードにして並べてみると、「順番を考える」「抜けているところに気づく」といった力が育ちます。これは、アプリの中でブロックを並べる感覚ととてもよく似ています。

お風呂では、「お湯をためる」「おもちゃを入れる」「数を数える」といったルールを一緒に決めるのも楽しいですね。「もしお湯がぬるかったらどうする?」「おもちゃを全部入れたらどうなる?」と、条件を考える遊びに広げていくこともできます。

このように、無料教材で身についた感覚を、日常の場面で確かめていくことができれば、幼児プログラミングはより豊かな学びになります。親御さんが、お子さんの育ちを支える視点で生活を見渡してみると、新しい工夫がいくつも見えてくるはずです。

もっと学びたくなったときの次の一歩|小学生以降の学びへの橋渡し

「もっとやりたい!」と言い出したらレベルアップのサイン

無料教材やおすすめアプリを続けていると、「もっと作ってみたい」「今度はこんな動きにしたい」と、お子さんのほうから次のアイデアが出てくることがあります。これは、プログラミング的思考が少しずつ根づいてきたサインです。

そのときは、「そんなこと考えたんだね、すてきだね」と気持ちを受け止めたうえで、「じゃあ次はどんなことができるかな?」と話を広げてみてください。お子さん自身が「もっと学びたい」と感じた瞬間を、大切に育てていきたいですね。

小学生になったらどんな学び方がある?

やがて小学生になると、学校でもプログラミングに触れる機会が出てきます。家庭での学び方も、少しずつ選択肢が広がっていきます。

・家庭で無料教材を続けて、作品づくりの幅を広げる
・オンラインの教材や動画講座で、より体系的に学ぶ
・教室やスクールに通って、仲間と一緒にプロジェクトに取り組む

どの方法にも、それぞれの良さがあります。大切なのは、「他の子がやっているから」ではなく、「わが家のお子さんにはどの学び方が合いそうか」という視点で考えることです。幼児期に無料教材で育んだ「試してみることを楽しむ力」は、どの道を選んでも必ず役に立ちます。

小学生のプログラミング学習について詳しく知りたい方へ

「幼児期のうちに少し慣れておいて、小学生になったらもう少し本格的に学ばせたい」と感じているご両親も多いと思います。そのときに気になるのが、「どんな教材や教室を選べばよいのか」「費用やサポート内容はどうなっているのか」といった具体的なポイントではないでしょうか。

小学生向けのプログラミング学習については、カリキュラムの特徴やサポート体制を比較しながら検討できる情報ページを参考にすると、イメージがぐっとつかみやすくなります。幼児期に無料教材でスタートしておけば、お子さんも「いきなりゼロから」ではなく、「知っている感覚を土台に」次のステップへ進めます。

このタイミングで、小学生のプログラミング学習をまとめた案内ページに目を通しておくと、「いつ頃、どんな形でステップアップするか」をご家庭で話し合いやすくなります。

小学生向けのプログラミング学習の内容や選び方については、こちらの詳しい解説ページもあわせて参考にしてみてください。

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幼児プログラミングでよくある質問Q&A

Q:何歳から始めればいい?早すぎる心配は?

幼児プログラミングの無料教材は、目安として3〜4歳頃から少しずつ取り入れやすくなります。ただし、年齢だけではなく、「興味を示しているか」「画面を見ている時間の姿」が大切です。タブレットの操作にまったく興味がない時期に、無理にさせる必要はありません。

「一緒にやってみる?」と誘ってみて、楽しそうなら続ける。あまり乗り気でない様子なら、「また今度にしようか」と引き下がる。その繰り返しで十分です。早く始めたからといって、必ずしも大きな差がつくわけではありません。お子さんのペースを尊重しながら、その子らしい育ちを支えることがいちばん大切です。

Q:ゲームとプログラミングの違いは?画面時間が増えないか心配です

「ただのゲーム遊びとどこが違うの?」という疑問も、よく聞かれます。大きな違いは、「受け身で与えられた世界で遊ぶか」「自分で動きやルールを作るか」という点です。プログラミングの無料教材やアプリでは、お子さん自身がブロックを並べたり、条件を考えたりすることで、画面の中の世界を作り変えていきます。

とはいえ、画面時間が長くなりすぎれば、目の疲れや生活リズムへの影響が心配になります。そこで、「1回10〜15分まで」「寝る前1時間は使わない」など、ご家庭ごとのルールを最初に決めておきましょう。時間を区切って使うことで、「集中して学ぶ時間」としてプログラミングに向き合いやすくなります。

Q:有料の教材や教室に通わないと意味がない?

「無料のアプリだけでは不十分なのでは?」と感じるかもしれませんが、幼児期の段階では、無料教材だけでも十分に意味があります。大切なのは、「正しい文法を完璧に覚えること」ではなく、「試してみる」「自分で考える」経験を重ねることだからです。

有料の教材や教室には、体系的なカリキュラムや手厚いサポートといったメリットがありますが、それは「お子さんがもっと深く学びたくなったとき」に検討すれば大丈夫です。まずは、無料教材を使いながら、お子さんがどんなことに興味を示し、どのような姿で取り組むのかを、ご両親がよく見取っていくところから始めてみてください。

まとめ:今日からはじめる「わが家流」幼児プログラミング入門

これから試してみたい工夫

ここまで、幼児プログラミングを無料教材で始める意味や、家庭での環境づくり、無料のおすすめアプリ4選、そして次のステップやQ&Aまで見てきました。どれも難しい特別なことではなく、少しの工夫でご家庭に取り入れられるものばかりです。

これから試してみたい工夫として、たとえば次のような小さな一歩から始めてみてはいかがでしょうか。
・タブレットの中から、気になる無料教材やアプリを一つ選んで、親子で10分だけ体験してみる
・「今日はここがうまくいったね」と、結果だけでなくプロセスにも目を向けて声をかけてみる
・生活の中で、「順番」や「もし〜だったら?」を一緒に考える場面を意識して増やしてみる

こうした工夫を少しずつ積み重ねていくことで、お子さんの中にある「考えてみたい」「やってみたい」という気持ちが育っていきます。

楽しそうなら続けて、わが家のペースで広げていこう

幼児プログラミングの入門ガイドとして大切にしたいのは、「楽しく続けられること」と「わが家のペースを大事にすること」です。無料教材やおすすめアプリは、合うものと合わないものがあります。いくつか試しながら、「このアプリは特に楽しそう」「この教材だと集中している」と感じられるものを、ご両親が見つけていってください。

そして、「もっと学びたそうだな」と感じたときには、小学生向けの学び方についての下記情報も参考にしながら、次の一歩を考えていきましょう。幼児期に育まれた「自分で考えて試す力」は、これから先の学びにもきっとつながっていきます。

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あせらず、比べすぎず、お子さんと一緒に「わが家流の幼児プログラミング」を楽しんでいただけたらうれしいです。

  • この記事を書いた人

ポジティブ園長

田舎の自然の中で、のんびりと9歳の娘と6歳の息子と暮らすパパ。 保育 × 心理学 × 脳科学をヒントに、職員と子どもたちが共に成長できる園づくりをしています。 “答えのない時代”だからこそ、楽しみながら考え、失敗を恐れず挑戦する──そんな姿を大切に、みんなと歩んでいる園長です。

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