
「うちの子、ゲームは好きだけれど、プログラミングにも向いているのかな?」
「習わせてみたいけれど、費用や送迎を考えると迷ってしまう」
そんな思いを抱えている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
小学生向けのプログラミング学習には、教室に通う方法だけでなく、自宅で取り組める教材もあります。選択肢が多い分、違いがわかりにくいですよね。
大切なのは、人気だけで選ばず、お子さんの興味と家庭の続けやすさを合わせて考えることです。
この記事では、小学生向けプログラミング教室・教材のおすすめ5選を紹介します。Z会を含めた学び方の違いや、体験時に確認したい点も整理しました。
「この子には、どんな学び方が合うかな?」と考えながら、ご家庭に合う教室や教材を見つける参考にしてください。
小学生向けプログラミング教室・教材おすすめ5選を比較
まずは、それぞれの特徴を見てみましょう。順位ではなく、どのような希望に合いやすいかで比較しています。
| 教室・教材 | こんな家庭の候補に | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ワンダーボックス | 遊びながら考える経験を増やしたい | アプリとキットを組み合わせた家庭用教材 |
| LITALICOワンダー | 興味に合わせてものづくりを楽しみたい | ゲームやロボットなどの作品づくり |
| デジタネ | ゲームへの興味を自宅学習につなげたい | マイクラやScratchなどを使うオンライン教材 |
| ヒューマンアカデミージュニア | 教室でロボットづくりに取り組みたい | 組み立てや動きを考えるロボット教室 |
| Z会プログラミングシリーズ | 自宅で段階的に学びたい | 入門講座やロボットを使った通信講座 |
ひとくちにプログラミング学習といっても、内容は同じではありません。幅広く考える経験を重ねる教材もあれば、作品づくりを中心に進める教室もあります。
「何ができるようになるか」に加えて、「どのように学ぶと、この子は楽しめそうか」を考えてみましょう。
小学生のプログラミング教室・教材を選ぶ4つのポイント
お子さんの「好き」を入り口にする
親御さんが学ばせたい内容と、お子さんが取り組みたい内容は、少し違うことがあります。
まずは、普段の遊びを思い浮かべてみてください。
- ゲームの仕組みやルールに興味を持っている
- ブロックで自分なりの形をつくるのが好き
- パズルを何度もやり直して楽しんでいる
- 絵や物語で思いついたことを表現している
こうした姿は、教材選びの手がかりになります。
たとえば、ブロックが好きなお子さんなら、組み立てたものが動くロボット教材に興味を持つかもしれません。
「これ、つくってみたい?」と、教材の写真を一緒に見るところから始めてもよいですね。
通学と自宅学習の違いを知る
通学型の教室は、先生と直接やり取りしながら取り組めることが魅力です。一方で、送迎や授業時間が家庭の予定に合うかを考える必要があります。
自宅学習は移動がなく、生活に取り入れやすい方法です。ただし、オンラインならすべて先生が教えてくれるわけではありません。
自宅で学ぶ方法にも、次の違いがあります。
- 決まった時間に先生の授業を受ける
- 動画などを見ながら自分で進める
- 届いた教材とアプリを使って取り組む
「質問したらすぐに教えてほしい」のか、「自分のペースで何度も試したい」のか。お子さんの様子に合わせて考えてみましょう。
月謝だけでなく費用の全体を見る
続けられるかを考えるとき、費用は大切なポイントです。月謝が予算内でも、最初にまとまった支払いが必要な場合があります。
申し込む前に、次の項目を確認しましょう。
- 入会金と毎月の受講料
- 教材費やロボットのキット代
- パソコンやタブレットの準備費用
- 必要なソフトの購入費用
- 途中でやめる場合の手続きと条件
「月あたり」の金額が、一括払いを月数で割った表示になっていることもあります。
無理のない費用で続けられることは、親御さんが落ち着いて見守るためにも大切です。
無料体験では「またやりたいか」を見る
体験でうまくできないと、「うちの子には難しいのかな」と心配になるかもしれません。
でも、初めての操作に戸惑うのは自然なことです。完成した作品だけで相性を判断しなくても大丈夫ですよ。
それよりも、困ったときに先生へ相談できるか、少し手伝ってもらえば続けられるかを見てみましょう。
体験後は「できた?」だけでなく、「どこが面白かった?」と聞いてみてください。お子さんの言葉から、次につながる興味が見えてくることがあります。
タイプ別|小学生におすすめのプログラミング教室・教材
ワンダーボックス|遊びながら考えることを楽しみたい家庭に
「本格的な教室はまだ早い気がする。でも、考える遊びには触れてほしい」
そんな家庭の候補になるのが、ワンダーボックスです。アプリと手を動かすキットを組み合わせて取り組む教材です。
STEAM教材と紹介されますが、難しく考える必要はありません。科学やものづくりなど、分野をまたいで考える学びを取り入れた教材と捉えるとわかりやすいでしょう。
プログラミングだけを集中的に学ぶというより、さまざまな課題に触れながら、お子さんの興味を探したい家庭に向いています。
たとえば、画面の課題はすぐに終えるお子さんでも、手元のキットには時間をかけて取り組むかもしれません。取り組み方の違いも、好きなことを知る手がかりになります。
まずは遊びの延長で始めたい親御さんは、教材内容や体験の案内を確認してみましょう。
LITALICOワンダー|好きなものを形にしたい家庭に
「この子が思いついたことを、作品にする楽しさを知ってほしい」
そんな思いがあるなら、LITALICOワンダーも候補になります。ゲームやロボットなど、デジタル技術を使ったものづくりに取り組む教室です。
お子さんの興味に合う内容を相談したい家庭は、体験時に「普段どんな遊びをしているか」を伝えてみましょう。
たとえば、「キャラクターを動かすゲームをつくりたい」という希望があれば、どのコースで取り組めるかを具体的に聞けます。
見ておきたいのは、先生がお子さんの考えをどのように受け止めているかです。答えを教える場面だけでなく、自分で考える時間があるかにも目を向けてみてください。
作品の完成度より、つくる過程を楽しめそうかを、無料体験で確かめてみましょう。
デジタネ|ゲームへの興味を自宅での学びにつなげたい家庭に
「ゲームばかりしているけれど、この興味を学びにつなげられないかな」
そう感じている親御さんには、デジタネという選択肢があります。マイクラやScratchなどを使って取り組むオンラインのプログラミング教材です。
Scratchは、命令の書かれたブロックを組み合わせて、キャラクターなどを動かす仕組みです。初めから難しい文字のコードを書く方法とは異なります。
慣れ親しんだ世界が入り口になれば、新しい学習への戸惑いを減らせるかもしれません。
ただし、ゲームで遊ぶことと、説明に沿って課題を進めることは別です。「ゲームが好きだから続くはず」と決めずに、無料体験で確かめたいですね。
操作に困ったとき、どの程度の手助けが必要かも見ておくと、家庭で使うイメージが持てます。
送迎なしで始めたい方は、使いたい教材に必要な機器と、無料体験の条件を確認しましょう。
ヒューマンアカデミージュニア|教室でロボットづくりを楽しみたい家庭に
組み立てる遊びが好きなお子さんには、ヒューマンアカデミージュニアのロボット教室も候補になります。
自分で組み立てたものが動くと、「どうしてこう動くの?」という疑問が生まれるかもしれません。手を動かして仕組みを確かめたいお子さんにとって、興味を広げる入口になります。
たとえば、思った方向に進まなかったときに、部品の位置を見直すことも学びの一つです。完成させることだけが目的ではありません。
なお、ロボット制作とプログラミングを扱う内容は、コースや学習段階によって異なります。
体験時には、「この学年では何を学ぶのか」「プログラミングはいつから扱うのか」を確認しましょう。
通える教室の雰囲気と、キット代を含む費用を合わせて確かめると選びやすくなります。
Z会プログラミングシリーズ|自宅で段階的に学びたい家庭に
「送迎は難しいけれど、教材に沿って少しずつ学んでほしい」
そんな家庭には、Z会プログラミングシリーズも候補になります。自宅で、お子さんのペースに合わせて取り組める通信講座です。
初めてのお子さん向けの「はじめてみる講座」や、ロボットづくりに取り組む「みらい講座 with KOOV®」があり、興味や学習経験に合わせて選べます。
たとえば、組み立てる遊びが好きなお子さんなら、自分でつくったロボットを動かすことが、学びの楽しさにつながるかもしれません。
自宅で学ぶ場合は、機器の準備や学習時間を決める手助けが必要になることもあります。「全部一人でできるか」よりも、「親子で無理なく取り組めるか」を考えてみてください。
自宅学習を検討している親御さんは、資料で講座の内容や、キット代を含む費用を確認してみましょう。
プログラミング学習で大切にしたい親御さんの関わり方
園長の視点|「できた」だけでなく、考えている姿を大切に
「うまくできるかな」「最後まで続けられるかな」と気になる親御さんもいらっしゃると思います。
園長として幼児教育の視点から大切にしたいのは、作品の完成度だけでなく、そこに至るまでのお子さんの姿です。
- うまくいかなくても、もう一度試してみる
- 「どうしてかな?」と、自分なりに考える
- 困ったときに、誰かに助けを求める
- 思いついたことを、言葉や作品で伝える
こうした姿には、点数では測りにくい「非認知能力」が表れています。気持ちを整えたり、人と関わったりしながら取り組む力も、その一つです。
プログラミングは、こうした力を育む機会になり得ます。ただし、教材を使うだけで自然に身につくというものではありません。安心して失敗できる環境や、周りの大人の関わりが大切です。
たとえば、思いどおりに動かず困っているときは、「どこを変えてみようか」と一緒に考えてみましょう。「さっきと違う方法を試したんだね」と、工夫した過程を言葉にするのもよいですね。
やり直すことを無理に求めず、「少し休んでから考えよう」と気持ちを受け止めることも大切です。
「上手にできたか」だけでなく、「この子は何を考え、どんな工夫をしたのかな」と見つめること。 そのまなざしを、学びの時間にも大切にしていただければと思います。
学習時間より、無理なく続けられるかを考える
忙しい毎日の中で、決まった時間を確保するのは簡単ではありません。親御さんにも、お子さんにも疲れる日はあります。
最初から長時間取り組ませようとせず、「今日は一つ試してみよう」と、小さく始めてみませんか。
自宅学習なら、夕食前に少し取り組むなど、生活に合う時間を探してみましょう。画面を使うときは、休憩も取り入れたいですね。
教材を始めれば、必ず集中力や成績が上がるわけではありません。お子さんが楽しめているかを見ながら、負担になっていれば学び方を調整して大丈夫です。
小学生のプログラミング学習でよくある質問
何年生から始めるのがよいですか?
学年だけで決める必要はありません。本人が興味を持っていることと、教材の説明や操作が難しすぎないことが目安になります。
「周りが始めたから」と急がず、まずは短い体験で反応を見てみましょう。対象年齢や推奨学年も合わせて確認してください。
親がパソコンに詳しくなくても大丈夫ですか?
専門知識を前提としない教材や教室もあります。ただし、最初の設定や、困ったときの対応はサービスによって異なります。
申込前に「設定を手伝ってもらえるか」「質問はどこでできるか」を確認すると安心です。親御さんがすべての答えを知っている必要はありません。
途中で興味がなくなったら、やめてもよいですか?
お子さんの興味は変わるものです。まずは、内容が難しいのか、疲れているのかを聞いてみましょう。
取り組む時間を変えるだけで楽しめる場合もあります。それでも負担が続くなら、休むことや教材を見直すことも選択肢です。
これまで試した経験まで、無駄になるわけではありません。
まとめ|お子さんの「やってみたい」と家庭の続けやすさで選ぼう
小学生向けのプログラミング教室・教材は、どれか一つがすべてのお子さんに合うわけではありません。
今回紹介した5つは、次の希望を目安に比較できます。
- 遊びながら考える経験を増やしたいなら、ワンダーボックス
- 興味に合わせて作品をつくりたいなら、LITALICOワンダー
- ゲームへの興味を自宅学習につなげたいなら、デジタネ
- 教室でロボットづくりを楽しみたいなら、ヒューマンアカデミージュニア
- 自宅で段階的に学びたいなら、Z会プログラミングシリーズ
気になるものを1~2つ選び、体験や資料で具体的な内容を確かめてみましょう。自宅学習を考えている方は、Z会の2講座を比較するところから始める方法もあります。
大切なのは、早く始めることより、お子さんが安心して試せることです。
「この子は、何をつくってみたいのかな?」
そんな会話を入り口に、ご家庭に合う学び方を探してみてくださいね。