子育て

【解説】療育に通うメリット・デメリット|通うべきか悩む親御さんが知っておきたいポイント

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「園の先生から療育をすすめられたけれど、本当に通った方がいいのかな」

「療育に通うと、どんなメリットがあるの?」

「仕事もあるし、毎週送迎できるか心配」

お子さんの発達について考え始めたとき、このような悩みを持つお父さん、お母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

療育という言葉を初めて聞くと、「特別な支援を受ける場所なのかな」「一度通い始めたら、ずっと続けなければならないのかな」と不安になることもあります。

特に、お子さんが園では楽しく過ごしていると、「本当に療育が必要なの?」と迷いますよね。

療育は、お子さんのできないことだけを見つけて練習する場所ではありません。

その子の得意なことや好きなことも含めて姿を見取り、生活の中で困っていることを少しずつ減らしながら、育ちを支えていくための方法の一つです。

一方で、療育にはメリットだけではありません。

送迎に時間がかかったり、お子さんが疲れたり、施設との相性が合わなかったりすることもあります。

この記事では、療育に通うメリット・デメリットをやさしく整理します。

さらに、「うちの子は療育に通うべき?」「家庭では何をすればいい?」という疑問についても考えていきます。

療育に通うかどうかを急いで決めるのではなく、お子さんとご家庭に合った方法を見つけるための判断材料にしてみてください。

療育とは?「通うべきか」を考える前に知っておきたいこと

療育はお子さんの困りごとや発達を支えるためのもの

療育とは、発達に心配があるお子さんの今の姿を確認しながら、生活や遊び、人との関わりなどを通して育ちを支える取り組みです。

例えば、ことばで気持ちを伝えることが難しいお子さんがいるとします。

「ちゃんと言いなさい」と繰り返すのではなく、指さしや短いことばなど、その子が伝えやすい方法を一緒に考えていきます。

また、活動の切り替えが苦手なお子さんであれば、「どうしてできないの?」ではなく、「どんな伝え方なら次の行動がわかりやすいかな」と考えます。

大切なのは、できない姿だけを見ることではありません。

「これならできる」「これは好き」という姿も見取りながら、お子さんに合った方法を探していきます。

児童発達支援と「療育」は少し意味が違う

日常では、発達支援をまとめて「療育」と呼ぶことがあります。

一方、公的なサービスには、就学前のお子さんが利用する「児童発達支援」などがあります。

難しく考える必要はありません。

まずは「お子さんが生活しやすくなるために、専門職と一緒に関わり方を考える場所」と捉えるとわかりやすいでしょう。

診断があるかどうかだけで決めるものではない

「ASDと診断されたら療育に通う」

「診断がないから通わなくていい」

という単純なものではありません。

大切なのは、お子さんが日常生活で困っているかどうかです。

例えば、

  • 気持ちをうまく伝えられず本人が困っている
  • 集団生活で過ごしにくい場面が多い
  • 身の回りのことに大きな援助が必要
  • 強い不安やかんしゃくが続いている

といった姿がある場合は、一度相談してみる方法があります。

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療育に通うメリット|お子さんとご家族に期待できること

お子さんに合った関わり方を一緒に考えられる

療育の大きなメリットは、お子さん一人ひとりの姿に合わせて支援を考えてもらえることです。

同じ年齢のお子さんでも、得意なことや困っていることは違います。

例えば、遊びには集中できるけれど、みんなで話を聞く場面では動きたくなるお子さんがいるとします。

その場合、「座りなさい」と繰り返すだけではなく、どのくらいなら参加できるのか、どんな環境ならわかりやすいのかを考えていきます。

「その子に合う方法」を探せることが、療育の良さです。

小さな「できた」を積み重ねやすい

療育では、最初から大きな目標を求めるのではなく、少しずつ段階を踏んでいくことがあります。

靴を一人で履くことが目標なら、まず靴を持つところから始めることもあります。

「全部できたか」だけを見るのではありません。

昨日より少し手を動かせた。

自分からやってみようとした。

援助を受けながら最後までできた。

そうした小さな姿も大切な育ちです。

「できた」という経験は、お子さんの自信にもつながります。

ご両親も関わり方を相談できる

療育は、お子さんだけのための場所ではありません。

お父さん、お母さんが家庭での困りごとを相談できることも大きなメリットです。

例えば、

「着替えを嫌がるときはどうすればいい?」

「遊びを終わらせようとすると泣いてしまう」

といった日常の悩みについて、一緒に考えてもらえることがあります。

子育てでは、「これでいいのかな」と迷うことがありますよね。

相談できる人がいること自体が、親御さんの安心につながることもあります。

園と連携してお子さんを支えやすくなる

家庭、園、療育では、それぞれ違ったお子さんの姿が見られます。

療育でうまくいった関わり方を園へ伝えたり、園で困っている場面を療育の担当者へ相談したりすることで、お子さんを多面的に見ることができます。

一つの場所だけで育ちを支えるのではなく、家庭や園とつながりながら考えていくことが大切です。

療育に通うデメリット・負担|始める前に知っておきたいこと

送迎や通所時間がご両親の負担になることがある

療育に通うには、施設までの移動時間が必要です。

仕事をしているご両親の場合は、曜日や時間によって送迎が難しいこともあるでしょう。

兄弟姉妹がいる場合には、家族全体の予定も考える必要があります。

「良い支援だから、何としてでも通わなければ」と無理をする必要はありません。

長く続けるためには、ご家庭にとって無理のない通い方かどうかも大切です。

お子さん自身が疲れてしまうこともある

園で一日過ごしたあとに、そのまま療育へ行くこともあります。

大人でも予定が続くと疲れますよね。

お子さんも同じです。

療育の回数だけを見るのではなく、

  • 帰宅後の様子
  • 食欲
  • 睡眠
  • 翌日の疲れ

なども見てみましょう。

「通う回数が多いほどよい」とは限りません。

お子さんの姿を見取りながら調整することが大切です。

施設やスタッフとの相性がある

療育施設によって、雰囲気や支援内容は異なります。

少人数で活動する施設もあれば、個別でじっくり関わるところもあります。

どちらが優れているということではありません。

大切なのは、お子さんに合っているかどうかです。

人気や口コミだけで決めるのではなく、可能であれば見学してみましょう。

お子さんが安心して過ごせそうか。

スタッフが困っていることだけでなく、得意なことも見てくれているか。

ご両親の話も聞いてくれるか。

こうした点も確認したいところです。

通えばすぐに変化が出るとは限らない

「療育に通えばすぐ言葉が増える」

「数か月で集団生活ができるようになる」

と決まっているわけではありません。

お子さんの発達には個人差があります。

そのため、「まだできない」という結果だけで判断するのではなく、小さな変化にも目を向けてみましょう。

できることが少し増えた。

困ったときに援助を求められるようになった。

安心して参加できる時間が増えた。

こうした姿も大切な変化です。

うちの子は療育に通うべき?判断するときのポイント

日常生活で本人が困っているかを見る

まず確認したいのは、お子さん自身が困っているかどうかです。

大人が「周りの子と違う」と感じることと、お子さんが実際に困っていることは同じとは限りません。

例えば、好きな遊びに集中していること自体は問題ではありません。

一方で、気持ちを伝えられず毎日のように泣いているのであれば、何らかの支援が役立つことがあります。

「平均と比べてどうか」だけでなく、「この子が生活しやすいか」という視点で考えてみましょう。

園でのお子さんの姿も聞いてみる

家庭では見えない姿を、園の先生が知っていることがあります。

「みんなで活動するときはどうですか?」

「友だちとはどんなふうに遊んでいますか?」

と具体的に聞いてみましょう。

家庭では困っていても園では過ごせている場合があります。

反対に、家庭では気にならなくても、集団では困っている姿がある場合もあります。

家庭と園の両方から見取ることが大切です。

保健センターや専門機関に相談する

「療育に行くべきかわからない」という段階で相談しても大丈夫です。

保健センター、こども家庭センター、小児科、発達相談などがあります。

相談することは、「療育が必要」と決めることではありません。

今のお子さんの姿を整理するための一歩と考えてみましょう。

見学してから決めてもよい

資料だけで判断せず、可能であれば療育施設を見学してみるのがおすすめです。

実際の雰囲気を見ると、

「ここなら楽しめそう」

「少し刺激が多そう」

など、親御さんにも感じることがあります。

お子さんとご家庭に合うか確認してから決めても遅くありません。

療育をより活かすには?家庭と園をつなげて考えよう

療育の時間だけですべて解決しようとしない

療育に通う時間は、お子さんの生活全体から見ると一部です。

多くの時間を過ごすのは家庭や園です。

そのため、療育でうまくいった方法を家庭でも少し取り入れることがあります。

例えば、療育で「終わりを事前に伝えるとうまく切り替えられた」とわかったとします。

家庭でも、「あと1回遊んだらお風呂に入ろう」と声をかけてみます。

特別な訓練を毎日するのではなく、日常の中に少し取り入れることがポイントです。

家庭での小さな変化を療育や園と共有する

「昨日、自分から靴を履こうとした」

「いつもと違う予定でも泣かずに移動できた」

そんな小さな変化も、療育や園の先生に伝えてみましょう。

支援する側にとっても、お子さんの育ちを考えるための大切な情報です。

ご両親が無理なく続けられることも大切

療育を始めると、「家でも頑張らなければ」と感じることがあります。

しかし、ご両親が疲れ切ってしまっては続きません。

家庭は、お子さんが安心して過ごす場所でもあります。

毎日必ず何かをするのではなく、「今日は一緒に遊べた」で十分な日があってもよいでしょう。

療育に通いながら家庭でも取り組みたいなら四谷学院「療育55レッスン」

「家では何をすればいい?」という悩みに

療育に通っていても、

「療育のない日は何をすればいいの?」

「家庭での関わり方がわからない」

と迷う親御さんもいらっしゃるでしょう。

そんなときには、家庭で取り組む内容が順番に整理された教材を活用する方法があります。

四谷学院「療育55レッスン」は、発達が気になるお子さんが家庭で取り組めるように作られたプログラムです。

療育施設や医療機関の代わりになるものではありません。

通所療育や専門機関への相談とあわせて、家庭での関わりを補う選択肢として考えることができます。

7段階・各55ステップで今のお子さんに合わせて進められる

療育55レッスンはA~Gの7段階に分かれています。

年齢だけではなく、お子さんの今の「できること」に合わせて始める段階を選びます。

さらに、それぞれの段階は55のステップで構成されています。

家庭で取り組もうとすると、

「今日は何をすればいい?」

「次は何を教えればいい?」

と毎回迷うことがあります。

順番が整理されていることで、ご両親が一から課題を考える負担を減らしやすくなります。

1回10~15分程度から取り組める

幼児期のお子さんに、長い時間机に向かってもらうことは簡単ではありません。

療育55レッスンは、1回10~15分程度を目安に少しずつ進められます。

教材には問題プリントや絵カードなどが用意され、親御さん向けの指導書もあります。

「何を目的に取り組むのか」「うまくいかないときはどうするのか」を確認しながら進められることも特徴です。

専任の担任に相談しながら進められる

家庭で取り組んでいると、

「この声かけで合っている?」

「ここで何度もつまずくけれど大丈夫?」

と疑問が出てきます。

療育55レッスンでは、専任の担任へお子さんの様子や家庭で困っていることを相談できる仕組みがあります。

教材だけを渡されて終わりではなく、お子さんの姿を確認しながら進められる点は、ご両親にとって心強いところでしょう。

まずは無料資料で家庭に合うか確認する

家庭向けの療育教材にも、お子さんとの相性があります。

いきなり申し込む必要はありません。

まずは無料資料や教材内容を確認し、

  • 今のお子さんに合いそうか
  • 親子で取り組めそうか
  • 家庭で無理なく続けられそうか

を考えてみましょう。

お子さんに合う段階を考えるための判定テストも用意されています。

「これならわが家でも続けられそう」と感じてから検討すれば大丈夫です。

療育55レッスンの特徴・メリット・注意点を詳しく見てみる。

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よくある質問とまとめ|これから試してみたい工夫

療育に通ったら必ず発達が伸びますか?

療育に通えば、必ず決まった期間で特定のことができるようになるわけではありません。

お子さんの発達や困りごとは一人ひとり異なります。

「できるようになったか」だけではなく、安心して過ごせる時間が増えたか、自分から挑戦する姿が増えたかなど、小さな変化も見ていきましょう。

療育は週に何回通えばいいですか?

必要な頻度は、お子さんの状況や利用する施設、ご家庭の生活によって異なります。

多ければ多いほどよいとは限りません。

園生活とのバランスや、お子さんの疲れ、ご両親の送迎負担も含めて支援者と相談してみましょう。

療育に通っていても家庭で何かした方がいいですか?

家庭で毎日特別な訓練をする必要はありません。

療育でうまくいった声かけや関わり方を、生活の中で少し取り入れるだけでもよいでしょう。

一方で、「家庭でも順番に取り組みたい」と感じる場合は、家庭向け教材を確認する方法もあります。

まとめ|これから試してみたい工夫

療育に通うメリットには、お子さんに合った支援を受けられることや、ご両親が関わり方を相談できることがあります。

一方で、送迎や時間の負担、お子さんの疲れ、施設との相性など、デメリットとして考えておきたいこともあります。

「療育には絶対に通うべき」

「まだ困っていないから必要ない」

と、すぐに答えを決める必要はありません。

これから試してみたい工夫として、まずは次のことから始めてみましょう。

  • 家庭で気になっている姿を一つ書き出す
  • 園でのお子さんの様子を聞いてみる
  • 地域の相談窓口を確認する
  • 気になる療育施設を見学する
  • 家庭で無理なくできる関わりを一つ試す

全部を一度にする必要はありません。

「今日は園の先生に聞いてみよう」

その一歩でも十分です。

療育に通うかどうかを考えるときに大切なのは、「周りのお子さんと同じにすること」ではありません。

お子さんがどんなことに困っているのか。

どんなときに安心して過ごせているのか。

どんな関わり方なら「やってみよう」と思えるのか。

そうした一つひとつの姿を見取ることが、お子さんの育ちを支えることにつながります。

そして、療育に通いながら「家庭でも具体的に取り組みたい」と感じたときには、家庭向けのプログラムを活用する方法もあります。

四谷学院「療育55レッスン」も、まずは無料資料で教材や進め方を確認できます。

いきなり受講を決める必要はありません。

お子さんに合いそうか、ご家庭で無理なく続けられそうかを見てから検討してみましょう。

まずは無料資料でお子さんに合うか確認する

四谷学院の「療育55レッスン」

  • この記事を書いた人

子育て園長

認定こども園の園長として、子どもたちの育ちや保護者相談、発達支援、職員育成に関わっています。 保育・幼児教育を軸に、心理学や脳科学の考え方も取り入れながら、子どもたち一人ひとりの姿を大切にした園づくりをしています。家庭では、10歳の娘と7歳の息子を育てる父親です。 このサイトでは、園長としての経験をもとに、子育て・保育・発達・学びについて、やさしく分かりやすくお伝えします。

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