子育て

【解説】『子どもが生きる力をつけるために親ができること』に学ぶ ― 子育てで大切にしたい自己肯定感と主体性

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子育てをしているパパ、ママの多くは、「お子さんに自信を持って生きてほしい」「自分の力で未来を切り開けるようになってほしい」と願っていますよね。ですが実際の子育ての中では、「つい口出しをしてしまう」「失敗を避けさせたくなる」と悩むことも多いのではないでしょうか。

そんなときに参考になるのが、書籍『子どもが生きる力をつけるために親ができること』です。この本では、自己肯定感や主体性を育てるために、親がどのように関わればいいのかを具体的に示しています。

この記事では、この本の内容をもとに、子育てに取り入れられる実践的なヒントを事例や体験談とあわせて紹介します。

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子どもが生きる力を育むために大切なこと

「生きる力」とは何か

「生きる力」とは、知識や学力だけでなく、困難に直面したときに自分で考え、行動できる力を指します。教育学の分野では「非認知能力」と呼ばれることもあります。たとえば「やってみようと思う気持ち」「あきらめずに続ける力」「周りの人と協力できる力」などです。

自己肯定感が育つと挑戦できる

自己肯定感とは「自分は大切な存在だ」と思える気持ちのこと。これがあると「うまくいかなくても大丈夫」「失敗しても挑戦しよう」と前向きに行動できます。逆に自己肯定感が低いと「どうせできない」と挑戦を避けてしまうことがあります。

主体性を持つことが将来の選択につながる

主体性とは「自分の意思で選び、行動する力」です。小さな選択の積み重ねが、将来の大きな決断にもつながります。主体性を持ったお子さんは、自分で考えて進路や仕事を選べるようになります。

パパ、ママが直面しやすい子育ての悩み

つい「こうしなさい」と指示してしまう

「早く着替えなさい」「宿題をやりなさい」と、つい口から出てしまう経験はありませんか。もちろん生活のリズムを整えるために必要な声かけですが、過剰に続くと「言われないとできない子」になってしまうこともあります。

失敗を避けさせようとしすぎる

「転んだら危ないからやめなさい」「失敗するとかわいそう」と思って止めてしまうこともあります。しかし、失敗はお子さんが学ぶ大切なチャンスです。小さな失敗を経験することで、「次はこうしよう」と考える力が育ちます。

兄弟や友達と比べてしまう気持ち

「お兄ちゃんはできたのに」「友達の子はもっとできている」と比べてしまうこともあります。比べられるとお子さんは自信をなくし、「自分はダメなんだ」と感じやすくなります。

『子どもが生きる力をつけるために親ができること』から学ぶヒント

「見守る」ことが自信につながる

本書では「できるようになるまで待つ」ことの大切さが強調されています。たとえば洋服のボタンをとめるとき、急いでいるとつい親が手を出したくなりますが、待ってあげることで「自分でできた」という達成感が育ちます。

失敗を学びに変える声かけ

「失敗しちゃったね」ではなく、「ここまでできたね」「次はどうしたらいいかな?」と声をかけることで、失敗を前向きに捉えられるようになります。失敗が「やってみる」につながるサイクルをつくることが大切です。

家庭でできる小さな選択の積み重ね

「今日はどの服を着たい?」「おやつはどっちにする?」といった小さな選択でも、お子さんの主体性を育む大事な機会になります。

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日常で取り入れたい子育ての工夫

食事や遊びの中で「自分で選ぶ」経験を増やす

夕食のメニューを一品選ばせたり、遊びの順番をお子さんに決めさせたりするだけでも主体性が育ちます。

お子さんの気持ちをそのまま受け止める習慣

「悲しい」「悔しい」と言った気持ちを否定せず、「そう思ったんだね」と受け止めるだけで安心感につながります。

小さな成功を一緒に喜ぶ

できたことを一緒に喜ぶことで「やってよかった」という気持ちが残り、挑戦する意欲が高まります。

実際の体験談や事例

朝の支度を「自分で決める」に変えたらスムーズになった話

あるパパが、毎朝「早く着替えなさい」と言っていたのをやめ、「今日はどのシャツにする?」と選ばせるようにしました。するとお子さんは自分で選んだ服を誇らしげに着て、準備がスムーズになったそうです。

お手伝いで失敗しても「やってくれてありがとう」と伝えた例

料理の手伝いで卵を割るときに失敗して殻が入ってしまいました。ママは「ありがとう、一緒に取り出そう」と声をかけました。そのお子さんは次の日も「手伝う!」と積極的になったそうです。

習い事を自分で選ばせたことで続けられたケース

「サッカーとピアノどっちがいい?」と選ばせたところ、自分で選んだピアノを3年間続けられたという事例もあります。自分で決めたことは責任感と継続力につながります。

まとめ

  • 『子どもが生きる力をつけるために親ができること』は、パパ、ママが日常の中で取り入れられる工夫を通して、お子さんの自己肯定感と主体性を育てるヒントを与えてくれる。

  • 指示するより「待つ」、失敗を避けさせるより「経験させる」、比べるより「その子らしさを大切にする」ことが重要。

  • 家庭の小さな習慣の積み重ねが、生きる力を育む大きな基盤となる。

明日からの子育てで、お子さんの小さな「やってみたい」に耳を傾け、見守りながら応援してみましょう。その積み重ねが、お子さんの自己肯定感と主体性を育て、生きる力へとつながっていくといいですね。

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  • この記事を書いた人

ポジティブ園長

田舎の自然の中で、のんびりと9歳の娘と6歳の息子と暮らすパパ。 保育 × 心理学 × 脳科学をヒントに、職員と子どもたちが共に成長できる園づくりをしています。 “答えのない時代”だからこそ、楽しみながら考え、失敗を恐れず挑戦する──そんな姿を大切に、みんなと歩んでいる園長です。

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