保育園では給食を大人しく座って食べているはずなのに、家での食事はウロウロし、オモチャで遊び、全く座って食べてくれませんでした。
なぜこのような行動をするのか、じっくりと子どもを観察し、少しずつ対策したら我が家の5歳児は最後まで座って食べれることが多くなり、2歳児も10分は座ってられるようになりました。
まず結論は以下となります。
- 食事に集中できる環境にする
- 食事は楽しいことと感じさせる
- 子どもは親の真似をする
これらについての説明が同じように苦労しているお母さんやお父さんのお役に立てればと思います。
1. 食事に集中できる環境にする
保育園での給食との違いを考えてみると、お家での食事環境は子どもが気が散る要素がたくさんあります。
テレビがついている
子ども達はテレビが大好きです^^どうしてもテレビがついていると、そちらに気を取られてしまいます。
食事の仕方を覚えていく大事な時期ですので、食事中はテレビを消して食事に集中させてあげてください。
おやつでお腹が減っていない
これが結構あります。もしおやつを出している場合は、食事後におやつを出すように変えてみてください。
子どもから「おなかすいた」と言ってくるようになります。
「おなかすいた」がまだ言えない子は、空腹で機嫌が悪くなりますのでそうなったら、察して急いで食事を出してあげてください。
そして、この時ばかりは勝手に集中して座って食べてくれます^^
2. 食事は楽しいことと感じさせる
子どもは「楽しいこと」に集中します。
子どもたちが食事を楽しいと感じるように気分をのせてあげてみてください。
お父さん、お母さんも一緒に食べてお話をして、「みんなで一緒に食べるのは楽しい」気持ちを感じつづけていくことで自然と食事が楽しみになってきます。
「じゃじゃーん、問題でーす^^」
「今日のごはんは何でしょーーか?」
「ブブー、ブブー、違いまーす」
「な、なんとーーーー!」
「今日はみんなが大好きなカレーライスでーーーす!」
食事を作るのは本当に大変なんですがお母さんも楽しんで、一大イベントと感じるように大袈裟に盛り上げてみてくださいね^^
怒らない
せっかく作った食事を食べてくれないのは、とてもしんどいですよね^_^;
でも、子どもたちは怒られると食事を苦痛に思うようになり、余計に食べなくなりますし、その場から離れようとします。
まずは、食事より遊びたい子どもの気持ちに共感する言葉掛けを何度も行なってみてください。
だんだん子どもの気持ちが落ち着いてきますので、そこでやって欲しいことを伝えてみてください。
まずは共感してあげることが大事です。
「おもちゃで遊びたいよねぇ、わかるよー」
「おもちゃで遊びたいよねぇ、ママもそうだったよー」
「ごはん食べてから、たくさん遊ぼうねー」
根気よくフォロー
食事が始まって、ようやく席について最初は自分でごはんを食べてますが、すぐに自分で食べなくなると思います。
そしたら、「次は何食べようか?」などと楽しくお話しながら、お口に運んであげてください。
まずは座ってる時間が長くなることが重要で、だんだん出歩く回数が減ってきます。
楽しい会話
これが非常に重要です。子どもは「楽しいこと」が大好きです。
子どもたちはお父さんお母さんとお話するのが大好きです。ただ、自分たちからお話をするのが上手ではありません。
だから、お父さんお母さんからたくさんお話をしてあげてください。
- 今食べている食材に関するお話
- 好きな食べ物や嫌いな食べ物また何で嫌いなのか?
- 保育園での出来事(お帳面やお迎えで保育士さんに聞いた内容を聞いてみてください)
そして、その合間に食べ物をお口に運ぶことを促したり、自分で食べなければ、お口に運んであげてください。
3.子どもは親の真似をする
親がテーブルに座っていない
子どもは常に親を観察しており、親の真似をします。親が家事でウロウロしていれば、同じようにしようとウロウロします。
食事のときはご両親も一緒に座って食べましょう。
そうして親が座って落ち着いて食べている姿をお子さんに真似させてあげてください。また食べない時も、隣に座って食事中は座るという姿を真似させてあげてください。
4. まとめ
私たち大人が当たり前にできる「ごはんを座って食べる」は、既にトレーニング済みだから実現できています。
だから、トレーニングを開始したばかりの子どもたちを根気よくサポートしてあげてくださいね。
そして、子どもは「楽しいこと」が大好きで集中します。以下を子ども目線でお子さんを観察してみてくださいね。
- 食事に集中できる環境にする
- 食事は楽しいことと感じさせる
- 子どもは親の真似をする
みなさまの食卓がさらに楽しくなれば幸いです^^