教育

不登校の学校以外の学び方は?フリースクール・自宅学習など選択肢を解説

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「学校に行けない日が続いているけれど、このままで大丈夫なのかな」

「学校以外でも、勉強したり人とつながったりできる場所はある?」

「フリースクールという言葉は聞くけれど、うちの子に合うのか分からない……」

不登校のお子さんを見守るお父さんお母さんにとって、「これからどこで学んでいけばよいのか」は大きな心配の一つではないでしょうか。

学校へ行けない期間が長くなると、勉強のことだけではなく、人とのつながりや生活リズム、進級や進学についても不安になりますよね。

けれども、学校へ行けないからといって、学ぶ方法がなくなるわけではありません。

現在は、学校以外にもさまざまな学び方があります。

  • 自宅での学習
  • 教育支援センター
  • フリースクール
  • オンラインでの学習
  • 1対1の学習支援

など、お子さんの状態に合わせて選ぶことができます。

文部科学省も、不登校のお子さん一人ひとりの状況に応じて、教育支援センターやフリースクールなどの民間施設、ICTを活用した学習支援など、多様な教育機会を確保することが大切だとしています。

大切なのは、「学校へ戻れるか」だけで考えることではありません。

「今のこの子なら、どんな場所なら安心できそうかな?」

「どんな方法なら少し学んでみようと思えるかな?」

そんな視点で、お子さんの姿を見取りながら考えていきましょう。

この記事では、不登校のお子さんが利用できる学校以外の学び方、それぞれの特徴や注意点、選ぶときに考えたいポイントをやさしく解説します。

不登校でも学校以外で学んでいい?まず知っておきたいこと

学校へ行くことだけが「学び」ではない

不登校になると、

「まず学校へ戻さなければ」

と考えてしまう親御さんも多いでしょう。

もちろん、学校には学習や友達との交流など、さまざまな役割があります。

一方で、学びは学校の教室の中だけで起こるものではありません。

本を読むことも学びです。

好きな生き物について調べることも、料理をして重さや時間について知ることも、興味のある動画から新しい知識を得ることも学びにつながります。

たとえば、昆虫が好きなお子さんが図鑑を読み、自分で名前や特徴を調べていたとします。

学校の時間割には沿っていなくても、「知りたい」という気持ちから始まった大切な学びです。

不登校になったからといって、お子さんの学びそのものが止まるわけではありません。

まずは「学校へ行けているか」だけではなく、お子さんが今、何に興味を持っているのかを見てみましょう。

今は「何を学ぶか」より「安心して学べるか」も大切

学校での人間関係や集団生活に疲れているお子さんの場合、すぐに別の場所で勉強を始めることが負担になる場合があります。

そんなときは、

「勉強がどれくらい進んだか」

だけで判断しないことも大切です。

昨日までは一日中部屋にいたお子さんが、今日は家族と少し話せた。

好きなゲームや本を楽しめる時間が戻ってきた。

夜に少し眠れるようになってきた。

こうした変化も、お子さんが次へ進むための大切な育ちです。

心や体が落ち着いてくると、

「少し勉強してみようかな」

「誰かと話してみたいな」

という気持ちが出てくることもあります。

焦らず、その子なりの変化の姿を見取っていきましょう。

学校以外の学び方は一つではない

「学校へ行かないならフリースクールしかないの?」

と思う方もいるかもしれません。

実際には、学校以外にもいくつもの選択肢があります。

自宅で自分のペースで学ぶ方法もあれば、公的な支援を利用する方法もあります。

民間のフリースクールへ通ったり、自宅からオンラインフリースクールへ参加したりする方法もあります。

また、集団そのものが負担になっている場合は、1対1のオンライン個別指導などを利用することもできます。

大切なのは、「どこが一番よいか」をランキングで決めることではありません。

今のお子さんにとって、どの方法なら負担が少ないのかを考えることです。

不登校の学校以外の学び方① 自宅で学ぶ

教科書やプリントで自分のペースから始める

一番身近に始められる方法が自宅学習です。

学校と連絡を取りやすい場合は、

「今、学校ではどこを勉強していますか?」

と担任の先生へ確認してみてもよいでしょう。

教科書や学校から受け取ったプリントを使えば、費用をほとんどかけずに学習できます。

ただし、学校の教科書を見るだけでつらくなるお子さんもいます。

「これを見ると学校のことを思い出してしまう」

という場合は、無理に学校と同じ教材を使わなくてもかまいません。

お子さんが安心して取り組める教材を選ぶことの方が大切です。

タブレット教材や通信教育を利用する

紙のドリルが苦手でも、タブレットなら取り組みやすいお子さんもいます。

オンライン教材には、動画で説明してくれるものや、ゲーム感覚で進められるものなどがあります。

また、自分のペースで進められるため、「分からないのに授業が先へ進んでしまう」という不安を減らしやすいのもメリットです。

「今日は10分だけ」

「この動画だけ見てみよう」

と、小さく始めても十分です。

学習の習慣をすぐに元へ戻そうとするより、「また少し勉強できた」という経験を積み重ねることを大切にしましょう。

家庭学習を親御さんだけで抱え込まなくていい

自宅学習を始めると、

「家にいるのだから、私が勉強を教えないと」

と思ってしまう親御さんもいるかもしれません。

けれども、お父さんお母さんが先生役になる必要はありません。

親子だからこそ、

「さっき説明したでしょう」

「分からないから聞いているのに」

と、勉強をきっかけに言い合いになることもあります。

そんなときは、オンライン教材や家庭教師、個別指導など、第三者の力を借りても大丈夫です。

家庭は、お子さんが安心できる場所でもあります。

勉強をすべて家庭で支えようとせず、「誰かに任せられる部分はないかな」と考えてみてください。

『学校を休んでいる間の勉強の遅れが心配』という方は、焦らず学び直す方法をこちらの記事で詳しく紹介しています。

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不登校の学校以外の学び方② 外部の学びの場を利用する

教育支援センターという公的な選択肢

学校以外の学びの場として、まず知っておきたいのが教育支援センターです。

教育支援センターは、不登校のお子さんに対して、学習や相談、人との交流などを支援するために自治体や教育委員会などが設置している場所です。

以前は「適応指導教室」という名称が使われていたこともあります。

地域によって名称や活動内容は異なります。

毎日通う場所もあれば、週に数回利用する場所もあります。

学習だけではなく、スポーツや創作活動などを取り入れている場合もあります。

民間のフリースクールとは違い、費用面も含め、まず公的な支援から相談したい家庭にとって検討しやすい選択肢です。

利用方法は地域によって異なるため、在籍校や教育委員会、自治体の相談窓口などへ確認してみましょう。

フリースクールで学習や居場所につながる

フリースクールも、不登校のお子さんにとって学校以外の代表的な学びの場です。

ただし、フリースクールには全国共通の決まった授業内容があるわけではありません。

施設によって特徴は大きく異なります。

たとえば、

  • 学習支援を中心にしているところ
  • 子ども同士の交流を大切にしているところ
  • 自然体験や創作活動を取り入れているところ
  • 自由に過ごせる居場所を重視しているところ

などがあります。

学校と同じように朝から夕方まで過ごすところもあれば、週1日などから利用できるところもあります。

「フリースクールへ行けば必ず勉強する」というより、お子さんに合った学習や交流の方法を見つけられる場所の一つと考えると分かりやすいでしょう。

オンラインフリースクールなら自宅から参加できる

「フリースクールに興味はあるけれど、外へ出ること自体がまだ難しい」

そんなお子さんには、オンラインフリースクールという方法があります。

自宅からパソコンやタブレットなどを使って参加できるため、通学の負担を減らせることが特徴です。

オンライン上で授業を受けたり、先生と話したり、他のお子さんと交流したりできます。

たとえばaini schoolのように交流や探究活動を大切にしているところもあれば、クラスジャパン小中学園のように学習や在籍校との連携を意識したサービスもあります。

一方で、オンラインフリースクールによって料金や活動内容、出席扱いへの支援などは異なります。

オンラインフリースクールは、学習内容だけでなく、料金や出席扱いへの支援、交流の方法にも違いがあります。「うちの子にはどこが合う?」と迷ったら、こちらの比較も参考にしてみてください。

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不登校の子に合った学び方を選ぶポイント

「学習」と「居場所」のどちらを今必要としている?

学校以外の学び方を探すとき、最初からサービス名で選ぶ必要はありません。

まず、

「今、この子が困っていることは何だろう?」

と考えてみましょう。

「学校には行けないけれど、本人は勉強したがっている」という場合は、家庭学習やオンライン教材、個別指導などが合うかもしれません。

一方で、

「勉強よりも、人とのつながりがなくなっていることが気になる」

という場合は、フリースクールやオンラインフリースクールなど、居場所としての役割を持つところも候補になります。

学習と居場所のどちらか一方しか選べないわけではありません。

ただ、今のお子さんが一番必要としていることを考えると、選択肢を絞りやすくなります。

通学とオンラインのどちらが負担が少ない?

通学型のフリースクールには、人と直接会って活動できる良さがあります。

一方で、

「朝、外へ出ることが難しい」

「知らない場所へ行くことに強い不安がある」

というお子さんには、通学そのものが負担になる場合があります。

そんなときは、オンラインから始める方法もあります。

反対に、家にいる時間が長くなり、「外へ出るきっかけがほしい」というお子さんなら通学型の方が合うこともあります。

どちらが優れているということではありません。

「今のこの子には、どちらが少し楽そうかな」と考えてみてください。

費用と利用頻度も確認する

学校以外の学びの場を利用するときは、費用も大切なポイントです。

教育支援センターなど公的な支援と、民間のフリースクールでは費用が大きく異なる場合があります。

民間サービスの場合は、月額料金だけを見るのではなく、

  • 入会金
  • 教材費
  • イベント費
  • 個別指導の追加料金
  • オプション費用

なども確認しましょう。

また、自治体によってはフリースクールなどの利用に対する助成制度が設けられている場合もあります。

住んでいる自治体のホームページなども確認してみてください。

出席扱いを希望するなら在籍校へ早めに相談する

親御さんにとって、

「学校以外で勉強した日は出席になるの?」

という点も気になりますよね。

不登校のお子さんが学校外の公的機関や民間施設で相談・指導などを受けている場合や、自宅でICTを活用した学習を行っている場合、一定の要件を満たせば、在籍校の校長の判断で指導要録上の出席扱いとなることがあります。

ただし、フリースクールやオンライン教材を利用すれば、自動的に出席扱いになるわけではありません。

出席扱いを希望する場合は、

「このような学習方法を考えていますが、出席扱いについて相談できますか?」

と、利用を始める前から学校へ相談しておくと安心です。

オンラインで学校以外の学びを始める方法

交流や居場所も大切にしたいならaini school

「勉強だけではなく、人とのつながりも少しずつ増やしてほしい」

という家庭では、交流や探究活動を取り入れたオンラインフリースクールが選択肢になります。

aini schoolは、自宅からオンライン上の活動へ参加できるフリースクールです。

学校と同じ内容をただオンラインで学ぶだけではなく、子どもの興味や関心を入口にした活動や、人との交流も大切にしています。

「勉強しよう」と言われると気持ちが重くなるお子さんでも、好きなことからなら参加してみたいと思えることがあります。

そんな小さな「やってみたい」の姿を見取り、次の育ちにつなげたい家庭に検討しやすい選択肢です。

学習や学校との連携を重視するならクラスジャパン小中学園

「学校へは行けないけれど、勉強は続けたい」

「出席扱いや成績のことも心配」

という家庭では、学習や在籍校との連携を重視したオンラインフリースクールを検討する方法があります。

クラスジャパン小中学園では、オンラインで学習を進めながら、担任によるサポートなどを受けられます。

家庭だけで、

「今日は何を勉強させよう」

「どこまで進めればよいのだろう」

と考え続けるのは大きな負担です。

第三者に学習支援を任せることは、お父さんお母さんの負担を減らし、親子関係を守ることにもつながります。

集団が負担なら1対1のティントルという方法も

「オンラインでも、大人数の中に入るのはまだつらそう」

そんなお子さんもいるでしょう。

その場合、無理にオンラインフリースクールへ参加する必要はありません。

1対1の学習支援から始める方法もあります。

ティントルはフリースクールではなく、不登校のお子さんを対象としたオンライン個別指導です。

完全1対1なので、周りのお子さんを気にせず、自分のペースで取り組みやすいことが特徴です。

たとえば中学生のお子さんでも、必要であれば小学校の内容まで戻って学び直すことができます。

「まず一人の先生と安心して話せるようになる」

というところから始めてもよいのです。

学校以外で学ぶときの注意点・よくある質問

学校以外で勉強すれば必ず出席扱いになりますか?

必ず出席扱いになるわけではありません。

教育支援センターや民間施設で相談・指導を受けた場合、自宅でICTを使った学習を行った場合など、一定の要件を満たせば出席扱いとなることがあります。

ただし、最終的には在籍校側が判断します。

出席扱いを希望する場合は、利用している場所や学習内容が分かる資料を準備し、在籍校へ相談してみましょう。

フリースクールへ通うと学校を辞める必要がありますか?

義務教育段階では、在籍している学校に籍を置いたままフリースクールなどを利用するケースがあります。

そのため、「フリースクールを利用する=すぐ転校」というわけではありません。

ただし、利用する施設や進路によって扱いが異なることがあります。

気になる場合は、フリースクール側と在籍校の両方へ確認しておくと安心です。

自宅で過ごす時間が長くなっても大丈夫?

「家から出なくなったら、このままずっと外へ出られなくなるのでは」

と不安になる親御さんもいるでしょう。

無理に外へ連れ出す必要はありません。

まず家庭が安心できる場所になることが大切です。

ただ、自宅だけですべてを完結させる必要もありません。

オンライン上でも、

  • 先生
  • 同年代のお子さん
  • 相談員
  • 学習支援のスタッフ

など、家族以外の人とつながる方法があります。

「今日は少し先生と話せた」

というところから始めてもよいでしょう。

学校以外の学びにもデメリットはありますか?

もちろんあります。

通学型フリースクールの場合、通うこと自体がお子さんの負担になることがあります。

民間サービスでは費用がかかることもあります。

オンライン学習は自宅から利用しやすい反面、対面で人とかかわる機会が少なくなりやすい場合があります。

また、1対1の個別指導は学習には向いていても、同年代のお子さんとの交流機会は多くありません。

「デメリットのない場所」を探す必要はありません。

大切なのは、それぞれの良さと注意点を知ったうえで、今のお子さんにとって負担が少ない方法を選ぶことです。

まとめ|学校以外にも、お子さんに合った学び方はある

不登校になると、

「学校へ行けない=勉強できない」

と思ってしまうかもしれません。

けれども、学校以外にも学び方はあります。

自宅で教科書やオンライン教材を使う方法もあります。

教育支援センターやフリースクールへつながる方法もあります。

自宅からオンラインフリースクールへ参加したり、1対1で先生から学んだりする方法もあります。

どれが一番よいということではありません。

今のお子さんに合う方法は、その時々によって変わることもあります。

最初は自宅学習だったお子さんが、少し元気になってオンラインの活動へ参加するかもしれません。

オンラインから始めたお子さんが、やがて実際の居場所へ行ってみたいと思うこともあるでしょう。

「一度決めたら続けなければ」と考えなくても大丈夫です。

お子さんの姿を見ながら、その時に合う方法を選び直していきましょう。

これから試してみたい工夫

まずは次の順番で考えてみてください。

  1. 今のお子さんが休息を必要としているのか、少し学び始めたいのかを見る
  2. 「学習」「居場所」「人との交流」の中で、今どれを大切にしたいか考える
  3. 通学とオンラインのどちらが負担が少ないか考える
  4. 気になる場所があれば、まず親御さんが情報を確認する
  5. お子さんが興味を示したら見学や体験から小さく試す
  6. 出席扱いを希望する場合は在籍校へ相談する

全部を一度に決めなくても大丈夫です。

「まずは自宅から参加できる場所を比較してみたい」という方は、オンラインフリースクールの料金や出席扱い、体験方法をまとめた記事も参考にしてください。お子さんの今の姿に合わせて、無理なく始められそうな選択肢を探してみましょう。

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学校へ戻ることだけを急ぐ必要はありません。

「この子なら、ここなら少し安心して学べそう」

そんな場所や方法を一つずつ探していきましょう。

今いる場所からでも、お子さんの学びは始められます。

参考

・文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について」
・文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」
・文部科学省「不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果に係る成績評価について」

  • この記事を書いた人

ポジティブ園長

田舎の自然の中で、のんびりと9歳の娘と6歳の息子と暮らすパパ。 保育 × 心理学 × 脳科学をヒントに、職員と子どもたちが共に成長できる園づくりをしています。 “答えのない時代”だからこそ、楽しみながら考え、失敗を恐れず挑戦する──そんな姿を大切に、みんなと歩んでいる園長です。

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