2歳頃から「イヤイヤ期」が訪れます。
朝、玄関で靴を履かそうとしたら、イヤ!イヤ!と首を横に振られ、時間との戦
いに負けて晴れた日に長靴で登園したことが何度かあります。
ダイソーでエリーちゃん人形を買ってくれと大泣きされ、40分間かけて買わないことを理解してもらったこともありました。
ようやく上の子のイヤイヤ期が終わる頃、下の子のイヤイヤ期が始まりました(;^_^A
本当に思うようにいかずイライラしながら白目むいて対応していたのですが、以下のポイントを意識して、子どもの気持ちを切り替えたり、心の成長をサポートすることで日に日にイヤイヤ期の大変さを減らすことができたような気がします。
- 時間に余裕を持つ
- 子どもの気持ちを受け止める
- 子どもの気持ちを切り替える
- 子ども目線で考える
- 事前に約束する
これらについてもう少し詳しくお話いたしますのでイヤイヤ期をお子さんの重要な成長期ととらえていただき、お子さんの成長を楽しめる機会にしていただければいいなと思います。
そもそも、イヤイヤ期とは?
イヤイヤ期はお子さんの自分探しの始まりです。自分の好みや感覚に興味覚え、人にされることが自分がしたいことと異なった時に「イヤ!」と表現ができるようになる時期となります。
ただし、まだ脳の感情部分の発達が追いついていないため、この「イヤ!」という感情をコントロールできず、抑えることができません。
そういった自分の感情のコントロールを学びはじめる時期でもあります。
1.なるべく時間に余裕もつ
自分がイライラしないためには、時間に余裕をつくる必要があります。
朝であれば、少し早起きしておくことで心にも余裕が生まれます。
残念ながら時間が無い、急いでいる、周りに人がいるなどといった大人の事情や都合を子ども達は理解しません。
この大人の都合と子どもの都合のぶつかり合いにより、子どもは泣き、私たちはイライラし、最後に途方に暮れています。
2.子どもの気持ちを受け止める
子どもが大人目線にはなれないので、大人が子どもの気持ちを受け止めて、合わせてあげる必要があります。
イヤイヤ時には、子どもの気持ちをわかってあげようとする姿勢で叱らずにまず
子どもの気持ちを受け止めてあげてください。
「わかるよー、それをしたかったんだねー」
「ママもパパもそれをしたいんだけど、今はダメなんだよー」
と何度も声をかけて抱きしめて、背中をトントンしながら、子どもの気持ちに共感する言葉を何度もかけてあげてください。
たかぶっていた感情が「自分の気持ちをわかってもらえた」と感じると安心し、だんだんと落ち着いてきます。
気持ちを受け止める行為だけでも、納得してスムーズに次のことへ進めることも多いです。
この時に共感せずに「ダメって言ってるでしょ」などと怒ってしまうと子どもの気持ちのおさまりがつかなくなり、感情が爆発してしまうので逆効果です。
3.子どもの気持ちを切り替える
事前にしっかり子どもの気持ちを受け止めてあげておくと、子どもの気持ちを切り替えがスムーズに進みます。
気持ちを切り替えることは、自分で感情をコントロールするトレーニングとなります。
お子さんの様子を見ながら、いろいろと試して適性をみてみましょう。
未来に目線を向けさせる
これからの段取りを教えて、この先に楽しいことがまっていることを知らせることで、子どもの気持ちを今ではなく、先にある楽しいことに向けさせる。
短い遊びをはさむ
どうしてもやってほしいことをイヤというときは、短い遊びをはさむ。
遊びをする前に1度だけだよ等のお約束をすること。
少し間をおく
さっきはイヤと言ってたのに、 不思議なことに少し間をおくと嘘のようにすんなりやってくれることがあります。
子どもなりにいろいろ考えているときがあります。
自分なりのタイミングがあるんでしょうね。
選択肢から選んでもらう
「シャツとズボンどっちから着る?」心理学で使うテクニックですが、既に服を着る前提で始まっているという質問です。
どちらもイヤを選択した場合は一旦あきらめて、他を試してみてください。
4.子ども目線で考える
親の都合と子どもの都合のぶつかり合いから、イライラしてしまいますよね。
親目線でなく子ども目線で行動を観察しながら、お子さんの気持ちを言葉で代弁してみると、普段と見え方が少し変わってきます。
この場合、代弁が正解かどうは重要ではありません。
私たちは子どもの行動が理解できないことにストレスを感じていることが多いのです。
無理に正解を探すのではなく、自分を納得させることが大事となります。
晴れた日の朝に長靴を履こうとする娘を見て
娘(私が代弁) :
「昨日の水たまり楽しかったなー」
「さて、今日も水たまりでたくさん遊んじゃおうかなあ」
私:「今日晴れてるね。こっちのおくつ履こうか?」
娘:「イヤ!」
私:「そっかー、今日も水溜りで遊びたいんだね」
「じゃあ、長靴で行こっか」
娘: 「うん!」
私:「晴れてるから、水溜りなくなっちゃてるかもしれないね」
「水溜り残ってるといいね」
このように大きな問題が無いことでしたら、子どものやりたいようにさせて、親はサポートにまわり見守ってあるげるのも手です。
ひとりで洋服を着たい等、時間がかかることが発生することもあるので朝は早起きして時間に余裕をつくることで心の余裕も生まれてきます。
睡眠不足になっていないか?
大人と同じ生活を子どもにさせてませんか?
睡眠不足は情緒が不安定になりやすいため、イヤイヤからの癇癪につながりやすくなります。
2歳児で10時間の睡眠が必要となりますので、夜9時に寝て朝7時に起きるような規則正しい生活を心掛けましょう。
それだけでもお子さんの情緒が安定してきます。
5.事前に約束する
後で制限されると、自分が思ってたのと違うと納得してくれません。
必ず約束を守ってくれるとは限りませんが、お子さんとのやりとりを積み重ねていくと、だんだんそういうものだと習慣づいて納得できるようになってきます。
- もっとや、ちょうだいなどは、あと1回だけとか、1個だけと数を決める。
- このアニメが終わったら、お風呂に入ろうね。
- ママが帰るよって言うまで公園で遊ぼうね。
まとめ
イヤイヤ期の対応方法には、いろんな正解があると思います。
私は、もうイヤイヤ期なんだから仕方ないと割り切ってます。
楽しんでいろいろ試しながらこのイヤイヤゲームをクリアーしています。
そして日々、クリアーする度に子どもたちの成長や自分自身の新しい気付きを感じています。
子どもと向き合っているつもりが、気付いたら自分とも向き合ってました。
なるべく子どもたちには大人の都合を押しつけないように、子どもたちのために何ができるのかを自分と向き合って考えていけたらなと思います。