子育て

【解説】小1プロブレム解決法〜親ができるサポート〜

小学校1年生は、新しい環境やルールに慣れるために、子どもたちにとっても大きな変化となります。その中で、勉強や集団生活についての壁にぶつかることもあるでしょう。そんな時、親ができることは何でしょうか。本記事では、小1プロブレムにおいて親ができるサポート方法について紹介します。

「小1プロブレム」とは

小学校1年生において起こりうる様々な問題や課題のことを指します。小学校1年生は、保育園や幼稚園とは異なる環境において、新たなルールや生活習慣、学びのスタイルなどに対応しなければならなくなります。その中で、小学校1年生が直面する問題には以下のようなものがあります。

1. 学びの内容
小学校1年生は、学校で学ぶ内容が保育園とは大きく異なります。小学校では、国語や算数、社会や理科など、幅広い科目を学ぶことになります。

2. 学びの形式
小学校では、クラスごとに先生が授業を行い、生徒たちは黙々と学ぶことが多いです。保育園では、遊びを通して知識や技能を身につけることが主流です。

3. 行事やイベント
小学校では、運動会や文化祭などの行事があり、生徒たちが一丸となって活動します。保育園では、お遊戯会やお誕生会などの行事がありますが、大人たちが中心となって進めます。

4. 生活習慣の変化
小学校に入ることで、生活習慣が大きく変化します。保育園では、お昼寝をしたり、おやつを食べたりという環境ですが、小学校では、授業や給食、クラブ活動などの時間割に従うことになります。

1. 学校生活に慣れるために

学校生活に慣れるための時間が必要です。家庭でも、学校と同じようにルールを設けることで、子どもたちの生活リズムを整えることができます。また、規則正しい生活リズムを作ることで、子どもたちの健康面にもつながります。

学校のルールを家庭でも設ける

学校でのルールを家庭でも取り入れることで、子どもたちは学校生活に慣れることができます。例えば、学校での集合時間に合わせて、家庭でも決まった時間に起床することが大切です。また、学校での持ち物管理に慣れるために、家庭でも持ち物を整理する習慣をつけることが有効です。

規則正しい生活リズムを作る

子どもたちの生活リズムを整えることは、学校生活に慣れるためにも大切です。家庭での食事や睡眠時間を規則正しくすることで、体内時計が整い、生活リズムが整えられます。また、運動不足にならないよう、家庭での運動習慣も取り入れましょう。

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2. 学習面でのサポート

小学校1年生の学習に慣れるためには、家庭でも学習習慣をつけることが大切です。家庭での学習には、遊びを取り入れたり、楽しく学べる環境を作ることが重要です。また、教科書やノートを見せてもらうことで、子どもたちの学習内容を理解することができます。

遊びを取り入れた学習

楽しみながら学ぶことが大切です。そのため、遊びを取り入れた学習が有効です。例えば、教科書やノートを見せてもらいながら、お話しする時間を設けることで、子どもたちは学習内容を理解しやすくなります。また、学習ゲームやクイズを取り入れることで、楽しみながら学ぶことができます。

楽しく学べる環境づくり

子どもたちが集中力を持続できるように、家庭での学習環境を整えることも大切です。具体的には、明るい照明を使うことや、机の周りを整理することが有効です。また、お気に入りの文房具を揃えたり、好きな音楽をかけたりすることで、楽しく学ぶことができます。

教科書やノートを見せてもらう

子どもたちが学校で学んだことを家庭でも復習することが大切です。そのため、教科書やノートを見せてもらうことで、子どもたちの学習内容を理解することができます。また、子どもたちが持ってきた問題集やドリルを一緒に解いたり、お勉強時間を設けることで、子どもたちは学習習慣を身につけることができます。

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3. コミュニケーションを大切に

子どもたちは家庭でのコミュニケーションが大切になります。子どもたちに対して、自分の考えや感情を伝えることができるようにすることで、親子の信頼関係を築くことができます。また、学校での様子を話し合うことで、家庭でも学校でも同じ方向を向いて進むことができます。

子どもたちの感情や考えを尊重する

子どもたちは、感情や考えを上手に表現できません。そのため、親御さんは子どもたちの気持ちに寄り添い、理解しようとすることが大切です。子どもたちに対して、自分の考えや感情を伝えることができるようにすることで、親子の信頼関係を築くことができます。

学校での様子を話し合う

子どもたちは、学校生活に慣れるために多くの時間を費やします。そのため、家庭でも学校での様子を話し合うことで、子どもたちの気持ちに寄り添い、理解することができます。また、学校での悩みや問題があった場合には、家庭で話し合い、解決することができます。

同じ方向を向いて進む

子どもたちは、自分の意見を言うことができません。そのため、家庭でのコミュニケーションを通じて、親子で同じ方向を向いて進むことが大切です。学校でのルールや家庭でのルールを共有し、子どもたちが適切な行動をとるための指導を行いましょう。

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まとめ

保護者が子どもたちと向き合い、保護者や学校、地域などが協力して適切なサポートを提供することが大切です。このような取り組みから、少しでも状況が改善していければと思います。

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かつおう

奈良県在住。のびのびと自然の中で育つ6歳の娘と3歳の息子のパパ。IT×マネジメント×脳科学を駆使して、職員と子どもたちの自立をはぐくむ保育に取り組む副園長。

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